竜星涼(31)と八木莉可子(23)がW主演する連続ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(日本テレビ系/土曜よる10時)の第5話が、11月2日に放送される。

 初回の平均世帯視聴率が4.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、低調な数字で始まった本作。配信サービス・TVerのお気に入り登録数も、45.4万(11月1日午後4時現在)と伸びが悪く、深夜ドラマレベルの数字となっている。

 同ドラマは父の命を奪われた、渡良瀬貴一(竜星)と優貴(八木)の兄妹が、巨大特殊詐欺組織「幻獣」に身分を隠して潜入。命を懸けた復讐劇を展開する、バレたら一発、即ジ・エンドの潜入サスペンス。同局系『占拠』シリーズのスタッフ陣の制作で、前2作はツッコミドラマとしてヒットしたが、本作は同じようにはいかなかったようだ。

 第4話は命の危機をくぐり抜けながら、父を殺した鳳凰に近づく兄妹の前に白虎(黒谷友香/48)が現れ、「盗まれた“おねだり女子”のプログラムを取り戻せ。失敗した場合は焼き殺す」と告げる。“おねだり女子”はメッセージのやりとりだけで男に恋愛感情を抱かせ、カネをだまし取るロマンス詐欺のAIプログラムだ。

 貴一はプログラムを盗んだ日野速人になりすまし、白虎を敵に回す大胆不敵な犯人・まりな(冨手麻妙/30)が詐欺をしているハコへ潜入。足の悪い雑用係・文哉(長村航希/30)がプログラムの暗号を解析ソフトで解除しており、パソコンは静脈認証が必要なセキュリティの高い部屋にある。そこで貴一は、文哉を味方につけようとするが……という展開。

 本作は、前シリーズ『大病院占拠』『新空港占拠』と同様、悪役の正体を徐々に明かして盛り上げる手法をとっている。今回は青龍の正体が桐山漣(39)だとわかったが、匂わせシーンで引っ張りすぎたためバレバレだったようで、X上では、《顔はボカされてたけど、桐山漣は声に特徴あるから顔出す前に分かっちゃうのよ》などのツッコミの声が。