NHK連続テレビ小説おむすび』と、橋本環奈(25)が苦しんでいる――。

『おむすび』は、橋本演じるヒロイン・平成元年生まれの米田結が高校時代に“ギャル文化”と出会い、やがて栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”作品。2004年の福岡県・糸島から始まる現代編をメインに、1995年に神戸で発生し、結たちも被災した阪神・淡路大震災が断片的に描かれる構成となっている。

 そんな『おむすび』の主演を務める橋本だが、10月31日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が、恋人・中川大志(26)とのラブラブ姿と合わせて、橋本がマネジャーに“壮絶パワハラ”をしていて、その影響で少なくとも8人のマネジャーが退職したこと、『おむすび』の現場もピリついていたことなどを報道。

 橋本の所属事務所「ディスカバリー・ネクスト」の伊藤功社長は記事内でもパワハラの件などを否定し、雑誌発売の同日に事務所のHP上でも社長名での“反論文”を掲載。文春が報じた橋本のパワハラ行為、発言を《事実無根であり明らかに事実と異なる内容であると断言致します》と完全否定し、橋本の人柄の良さ、誠実さを伝えた。

 しかし、現時点で、NHKはこの報道に何もコメントを出しておらず、さらに11月7日発売の『女性セブン』(小学館)では、今後の報道次第で橋本の『おむすび』の途中降板や、すでに決まっている『紅白歌合戦』の総合司会の交代を考えている、といった話まで報じられたのだ。

「主演の橋本さん、そしてのNHKの看板・朝ドラのイメージダウンも免れない報道ですから、NHKは何らかのコメントを出すのでは、と考えられるのですが……。というのも、昨年10月に文春が、当時放送中だったNHK大河ドラマどうする家康』の主演・松本潤さん(41)に関するパワハラ疑惑を報じた際は、NHKも対応していたんですよね」(ワイドショー関係者)

 昨年10月に文春は、『どうする家康』の現場で主演の松本が横暴なパワハラ的行為をしていたと報じた。その際、報道の内容にNHKは「ご指摘のような事実はありません」と、同記事内で否定コメントを出していたのだ。

 にもかかわらず、橋本の報道に対しては“何もなし”……。芸能プロ関係者はこう話す。

「実は、今回も当初は、松本さんのときと同じようにNHKサイドがコメントを出す予定があったといいます。そのための撮影現場の調査をするといった動きもあったそうですが……結果、コメントはなしで沈黙を貫くような感じになってしまったといいますね。

『おむすび』は視聴率の低さが言われてきましたが、文春のパワハラ疑惑報道に、NHKの“塩対応”とも見える動きもあり、橋本さんのイメージはダウン必至。放送は来年3月まであるのに、早くも危機的状況にあると言えそうですね……」