冬の訪れで、早くも手指のささくれやあかぎれが気になり出した本サイト編集部員。

「乾燥の主な原因は“摩擦”と“水仕事”」(美容ライター)との言葉を耳にした。

 そこで、日々、この2大天敵に立ち向かっているであろう美容師の方々に、ハンドクリーム取材を慣行。表参道の人気サロン『CITY』を経営し、『ラブ トランジット シーズン2』(Amazonプライムビデオ)にも出演した平山晶也氏ほか、様々な年代の美容師お勧めのハンドクリームを、目的別にセレクトした。

■無香料でビジネスにも会食にも最適

『コエンリッチ 薬用ホワイトニング ハンドクリーム ディープモイスチュア』(赤いチューブ)の画像 ※画像は公式HPより
ひとつめのおすすめはコーセー『コエンリッチ 薬用ホワイトニング ハンドクリーム ディープモイスチュア』 ※画像は公式HPより

 都内で一軒家サロンを営む50代女性が勧めるのは、コーセーの『コエンリッチ 薬用ホワイトニング ハンドクリーム ディープモイスチュア』(658円=税込=以下同)だ。

「高齢のお客様も多いので、中には香りが苦手な方もいらっしゃるんです。香りがなく、保湿力が高いものを探して、これに辿り着きました」

 無香料なら、ビジネスシーンや会食シーンで、香りの強さを心配する必要もない。

「1日に何度も塗り直すので、コスパも重要。ドラッグストアで手軽に買えますし、使いやすいですね」

 実際に使用してみると、かなり濃厚で高い保湿力を感じる。さらに嬉しいのは、美白と、ハリ・ツヤアップのエイジングケアもうたっているところ。TPOに配慮しつつ、コスパ+αの実力派クリームだ。

■“あかぎれ対策”最優先ならこれ

『ユースキンAa』肌色とオレンジのチューブの画像 (※公式HPより)
『ユースキンAa』 ※公式HPより

 子育て中の30代女性美容師のおすすめは、『ユースキンAa』(80gチューブ、1177円)。

「子どもの手はもちろん、かかとなどにも使えるんです。持ち歩きやすいミニサイズがあるもの便利」

 さらに、使い方にもコツがあるという。

「べたつくくらいのクリームを塗って、その上からコットンの手袋をして寝ると、翌朝には手荒れがだいぶ収まります」

 カラーやシャンプーでの手荒れはグローブをつけて対策できるが、1日に何度もドライヤーを使用する際には、どうしても手が乾燥してしまうという。

「繰り返すあかぎれにも、寝る前のクリーム+手袋はおすすめです」