橋本環奈(25)主演の朝ドラ『おむすび』(NHK大阪放送局作)は第8週「さよなら糸島 ただいま神戸」(11月18~22日)から、舞台を福岡県糸島から兵庫県神戸に移したが、平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は14%台前半のままで伸び悩んでいる。これにはヒロインの描き方に問題がありそうだ。
同ドラマは、平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく平成青春グラフィティ。神戸編に入り、いよいよ本題である結が栄養士を目指す展開で、盛り上がりを見せると思われたが……。
第8週は、米田家は神戸に引っ越し、父・聖人(北村有起哉/50)と母・愛子(麻生久美子/46)は新しい理髪店を「ヘアサロンヨネダ」と命名する。結は神戸の栄養士の専門学校に進学。濃いメイクとネイルのギャル姿で初登校するや否や、矢吹沙智(山本舞香/27)から、その格好はなめてるのかと問われる。
険悪な雰囲気のまま授業が始まるが、結は授業が難しくてついていけない。また調理実習では、4人で班を組むことになり、結は矢吹、森川学(小手伸也/50)、湯上佳純(平祐奈/26)と同じ班に。結は講師・石渡(水間ロン/35)から、衛生的に良くないと、メイクと付けまつ毛を落とすよう言われ……という展開。
結が栄養士になるという人生の目標にいよいよ取り組むことになったが、X上では《結はどうやってこの学校入ったの? 一応試験や説明会あったのよね? 栄養士を実は全然知らなくて入ったんじゃ? しかもこんな空気読めないような挨拶する子だったっけ? ヤバい、ちむどんのにおいがする》などと、放送当初から続くツッコミの声はいまだ止まない。