冠番組は続行することになったが、複雑な気分の人も多いのではないだろうか――。

 5月22日に、King&Prince平野紫耀(26)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の3人が脱退。高橋海人(23)と永瀬廉(24)のデュオユニットとなる。存続が危ぶまれていた冠番組「King&Princeる。」(日本テレビ系)は、4月以降も継続していくことが、3月3日の日本テレビの編成説明会で明らかとなった。

 3人脱退後の5、6月以降について、日本テレビコンテンツ戦略局・木戸弘士編成部長は、

「引き続き考えていく、というところはあると思いますが、番組の改編の予定においてはない」

 とコメントしている。

「デュオユニットになるキンプリ。冠番組もひとまずは続いていくのでしょう。ただ、テレビ不況はいよいよで、民放の王者である日テレも余裕はない。数字がついてこず、話題にも上らないようになれば、容赦なく打ち切られるでしょうね。

 テレビ番組もそうですが、5人組から一気にデュオになる異例の事態だけに今後が危ぶまれていますが、どうやら藤島ジュリー景子社長らジャニーズの上層部は、他の成功例から“2人のキンプリ”にも可能性を見出しているようですよ」(芸能プロ関係者)

“他の成功例”とは――?

「K-POPの代表的存在である東方神起です。現在はユンホさん(37)とチャンミンさん(35)のデュオユニットですが、東方神起は、結成時は5人組ユニットでした。

 理由や経緯はかなり違いますが、キンプリと同じくドーム公演を成功させたり初のオリコン1位を記録したり人気絶頂の時期に分裂騒動が起きて、結果的に2011年にデュオユニットになったんです」(前同)

 デュオユニットになった当初は、経緯が非常にゴタゴタしていたこともあり、“もうダメじゃないか”という声もあったが、東方神起はその後、復活に成功。

 日本では2013年にはシングル全作の総売り上げが301万を突破。アメリカのデュオユニット“カーペンターズ”が記録していた海外グループの総売上枚数300万2000枚を10年10カ月ぶりに更新して『オリコン』歴代1位を記録したり、2018年に行なわれた5大ドームツアーは満員御礼で、総動員数が海外アーティスト史上最多の約100万人を達成したりと、華々しい活躍を続けている。