■若手スタッフを焦らせた亀山氏の“情熱行動”
亀山氏は『あすなろ白書』(93年)、『若者のすべて』(94年)、『ロングバケーション』(96年)、『ビーチボーイズ』(97年)、そして『踊る大捜査線』など、フジテレビを代表するドラマのプロデューサーを務めてきた。
フジテレビジョン代表取締役社長、フジ・メディア・ホールディングス取締役を歴任し、現在はBSフジ代表取締役社長だが、2013年にフジテレビの社長在任時には『笑っていいとも!』や『ごきげんよう』といった長寿番組を終了させるという改革を断行した人物でもある。
「亀山さんは、『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』にはプロデューサーとして入っています。亀山さんは『踊る~』に並々ならぬ情熱を注いでいて、『敗れざる者』と『生き続ける者』の現場にも毎回、早い時間から来て、ずっといたといいますからね。一般的にプロデューサーはそこまでずっと現場にいることはなく、監督や演出に任せることが多い。
しかし、亀山さんはいつも現場に来ていたそうなんです。ですので、彼より下のプロデューサーたちは“亀山社長がいるから俺らも毎日現場に行かないと……”と嘆いていたそうです。それだけ作品を愛し、情熱を注げるからこそ織田さんを口説き落とせたんでしょう。
ただ、次回作はスピンオフではなく『踊る~』本編の続編になるはずですからね。そうなるともう1人の主役とも言えそうな深津絵里さん(51)にも出てもらわないと、ファンは納得いかないのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)