■『踊る大捜査線』に必要不可欠な存在“恩田すみれ”
深津は『踊る~』シリーズに湾岸署刑事課盗犯係主任・巡査部長の恩田すみれ役として24歳の頃から出演してきた。
「深津さんは出る作品はすべて自分で選んでいますし、そもそも映画やドラマに滅多に出ない。今回の『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』にも出演していません。後者には織田さんが出演しているのに、です。
2021年後期のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で深津さんはヒロインを務めましたが、プロデューサーから熱心な手紙を受け取ったことで出演を決意したといいますよね」(前出の制作会社関係者)
深津は『カムカムエヴリバディ』の出演を引き受けた理由を「チーフプロデューサー・堀之内(礼二郎)さんの強い気持ちと、藤本有紀さんの脚本にすごいものを作ろうとする迫力を感じたので、“私に何かできることがあれば”と思いお引き受けしました」と明かしていたが、「なんでもっと冷静に考えなかったんだろう(笑)」とも話していた。
「『カムカムエヴリバディ』自体も数年ぶりのドラマ出演でしたからね。基本的には映画にもドラマにも出ず、年に数本のCM出演がある程度。そんな深津さんを説得できるのは亀山さんだけではないでしょうか。
フジテレビの社長などを経て、現在68歳になった今もバリバリ現役のプロデューサー。現場にも毎日来て、若手を焦らせるほど作品づくりに熱心な亀山さんが、織田さんに続いて、深津さんにも『踊る大捜査線 N.E.W.』に出てもらえるように交渉しているのではないでしょうか」(前同)
伝説級のプロデューサー・亀山氏は、織田に続き、“作品になかなか出ない”女優・深津を『踊る大捜査線』の新作映画に引っ張り出すことはできるのだろうか。なんとか実現してほしいものだが――。