■堺雅人本人が「半沢俳優」になることを拒んだか

 かつて、同事務所に所属した夏目三久さん(38)がMCを務めた朝の情報番組『あさチャン!』(TBS系)は2014年のスタートから視聴率が低迷したが、『半沢直樹』のためにTBSサイドの“忖度”があって、約7年も続いたという報道もある。

「事務所サイドというよりも、堺さん本人が“色がつく”、“半沢だけの俳優になるのは嫌だ”ということで続編を拒んでいたと言いますね。ただ、今回に限らず、以前から活動方針を巡る話し合いがずっと続けられてきたそうです。

 堺さんは演技や自己プロデュースへの思い入れが強く、自分が目指す方向と事務所サイドが求めることが一致しなかった、ということだといいます」(前出の民放キー局関係者)

 堺が退社したのは、タモリ(77)、永作博美(52)などが所属する芸能界でも最大級の力を持つと言われる大手事務所で、他の芸能事務所への影響力もあるとされる。

「その大手事務所を良くない形で辞めたとなれば、堺さんにとってはどう考えても大ダメージですよね。今年7月クールには堺さんが主演、さらに阿部寛さん(58)をはじめとする超豪華俳優陣が出演する『日曜劇場』ドラマが控えているといいますが、それも『半沢直樹』からの流れで事務所が取ってきた仕事ですからね……」(前同)