■超大作「日曜劇場」スタート前に異例の独立

 7月クールに予定されている「日曜劇場」は、堺が主演、そこに阿部、さらには松坂桃李(34)や二階堂ふみ(28)、役所広司(67)の出演もささやかれているという。

「まさに“日本版アベンジャーズ”といった超大作。監督を務めるのは『半沢直樹』と同じ福澤克雄氏。内容は企業スパイものだといいますね。サスペンス要素ふんだんの、まさに超大作になるのではないでしょうか。

 一方で言えるのは、そんなドラマが控える中での退社という決断は、普通なら絶対にありえません。その点からも、決して円満ではないことがうかがえます。

 ただ、7月のドラマから堺さんが降板するようなことはないそうです。しかし、同作終了後に堺さんの地上波テレビへの露出はいったん終わるのではないか、とも見られています。もともと主演クラスですから、テレビへの露出が多いタイプではありませんが、良くない形の独立が今後の芸能人生にも影響を及ぼすことになってしまうのではないでしょうか……」(前出の民放キー局関係者)

■民放キー局にいまだに残る大手事務所への“忖度”

 2019年7月に、ジャニーズ事務所に公正取引委員会の調査が入ったことが明らかになって以降、大手芸能事務所がテレビ局などに圧力をかけるようなことはなくなったと言われている。

「ただ、“辞めジャニ”が民放キー局の地上波番組に出演する機会は極端に少ない。事務所側の圧力はなくても、テレビ局サイドの忖度はいまだに存在しますからね。

 堺さんも、7月のドラマ終了後はさらに地上波から遠ざかる可能性が高そうです。『半沢直樹』も前事務所が持ってきてTBSと一緒に作り上げた歴史に残るドラマですが、その続編は2度と作られることはないと見られていますね。

 そして、堺さんの事務所独立に関しては今後も、会見や、さらには公式な発表もしないという話ですよ……」(前同)

 7月の超大作ドラマ終了以降も、地上波ドラマで堺の演技を見たいという視聴者は多いはずだが……はたして、平成、令和を代表する俳優の今後はどうなっていくのかーー。