俳優の堺雅人(49)が約28年にわたって所属していた大手芸能事務所から独立したことが、1月5日に明らかになった。2022年12月31日付で同事務所との専属契約が満了となったという。

 堺は事務所と話し合いを重ねた末に独立を決断。今後は、個人事務所を設立して活動していくという。

「ここ最近、芸能人が大手事務所から独立して個人事務所で活動を続ける例も増えています。今回の堺さんの独立も、多くのスポーツ紙が“円満退社”だと報じていますが、決してそんなことはない、と芸能関係者の間ではもっぱらです。

 今後の活動方針を巡って、事務所サイドと本人サイドで“ひと悶着”どころではなくあった“結果”と言われています」(民放キー局関係者)

■事務所は国民的ドラマ『半沢直樹』を続けたい

 堺は高校卒業後に早稲田大学第一文学部に進学し、同大演劇研究会を母体にした劇団「東京オレンジ」の旗揚げに参加。劇団の看板俳優として活躍し、前事務所にスカウトされて1995年にドラマデビュー。

 2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』の山南敬助役でブレイク。2012年の『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)で主演し、2013年の『半沢直樹』(TBS系)で国民的俳優としての地位を確立。2016年には大河ドラマ『真田丸』で主演し、2020年にも『半沢直樹』の続編であらためて結果を残した。

 私生活では2013年に女優の菅野美穂(45)と結婚。夫婦そろって芸能界の第一線で活躍し続けてきた。

「これまでも『半沢直樹』の続編をやるやらないで、堺さんサイドとTBSサイドでひと悶着あったとたびたび報じられてきました。それは事務所サイドが堺さんに“半沢の色”がつきすぎるのを嫌がっているからだという見方が強かったのですが、実は事務所は『半沢直樹』の続編を積極的にやってほしいと考えていたそうなんです。

 平成・令和を代表する大ヒットドラマですから、会社の収入面を含めて、メリットしかありませんからね」(前同)