12月11日、YouTubeから2024年度の「トップ登録者増加クリエイター」がランキング形式で発表された。
同ランキングは、アーティストやブランドを除いて登録者を増やすことに成功したチャンネルが選ばれ、3位には日々役立つオトク情報を伝える「かいと 海飛」、2位にはビジネス系の「PIVOT公式チャンネル」がランクイン。
そして、数多くのYouTubeチャンネルの中から1位に輝いたのは、「ブルーシー」だった。
ブルーシーとは、モデル系のイケメン・しらすが、友人であるじんからさまざまなイタズラを仕掛けられるドッキリ動画がバズったチャンネル。現在、YouTubeの登録者数は215万人、TikTokでは180万人と多くのファンを持つ大人気のクリエイターだ。
「YouTubeの登録者数215万人というとピンと来ない人も多いかもしれませんが、芸能人ではあのとんねるずの石橋貴明さん(63)が168万人、大人気お笑いコンビ・かまいたちのチャンネルは235万人なので、素人でゼロからスタートしてこの数字はすさまじいですね」(YouTuberに詳しいWEBライター)
なかには1600万回以上再生される驚異的な人気を誇っている動画もあるブルーシーのチャンネル。その中には、しらすが朝食のスープを飲んでいる最中にじんが器に大量の粉を入れてそれをこねてオーブンで焼いてパンに変身させたり、食べている弁当に勝手に生卵を割り入れてそれをアレンジしてチャーハンを作るなど、最後は美味しく食べられハッピーエンドとなり、ホッコリするイタズラ動画が主に投稿されている。
登録者数300万人を超えることを目標にしている彼らのチャンネルには、毎日のようにショート動画が投稿されている。
しかし、今でこそトップクリエイターとなったブルーシーだが、大炎上した過去もあるのだ。前出のWEBライターが解説する。
「実は彼ら、以前は今のようなイタズラ系動画ではなく、事故物件に住み、血のついた手形が大量に襲いかかってくるものや、全身赤く染まった女性の幽霊が現れるなどの心霊系の動画を投稿し、再生数を稼いでいたんです。
これを見た視聴者からは、“早くその部屋から出た方がいいですよ”と心配するコメントが相次ぎ、それに対し彼らは視聴者に引越し代をスパチャ(投げ銭)するよう呼びかけるなどもしていました。
しかし、2023年10月、人気配信者であるコレコレから動画がやらせであることを暴露されたんです。実際に投げ銭をしたファンが配信に登場しブチギレたうえ返金を求めたため、しらすは手形は本人がペンキで塗ってつけていたことや、ネットで購入したグッズでスタッフが幽霊のふりをしていたことなどを打ち明け、やらせであったことを認めて謝罪をしています。
そして彼らのチャンネルは大炎上したのち休止に追い込まれ、しばらくの間表舞台からは遠ざかっていました」