「デビューして初めて出演したドラマがフジテレビでした。それから10年以上がたち、フジテレビの連続ドラマで主演ができることをとても感慨深く、うれしく思います」

 放送開始前にそうコメントしていたのは、現在放送中の1月クールの連ドラ『スタンドUPスタート』(フジテレビ系/水曜22時~)で主演を務めている竜星涼(29)だ。

 竜星は2010年放送の同局ドラマ『素直になれなくて』でドラマデビューを飾っており、今回、満を持して主演としてカムバックを果たしたのが『スタンドUPスタート』だった。しかし、そんな竜星の熱意とは裏腹に、視聴率はあまりにも絶望的な状況となっているという。

「第1話(1月18日放送)から現在に至るまで、視聴率は低空飛行状態でしたが、第7話(3月1日放送)がとんでもない数字を記録してしまったんです。世帯視聴率は第6話(2月22日放送)の3.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)からガクッと下がった2.5%でしたが、コア視聴率はもっと悲惨な数字でした」(制作会社関係者)

 コア視聴率とは、13歳から49歳までの個人視聴率のことで、同年齢層はCMスポンサー企業の商品を買ってくれる購買力がある層と分析されている。このコア視聴率が上がることで、多くの企業からCMを出したいという話が来たり、入ってくるCMの単価が上がったりするという。

「『スタンドUPスタート』第7話のコア視聴率は衝撃の0.7%! 第6話のコア視聴率も1.2%という超低調ぶりでしたが、とうとう1%未満。深夜ドラマならまだしも、プライム帯の放送なわけで……あり得ない数字です。

 もともと“水曜22時”はダウンタウンの人気番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)が強く、数字を取りにくい状況ではありました。しかし、同日に『水曜日のダウンタウン』の放送はなく、同時間帯に放送している門脇麦さん主演ドラマ『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)の同日の放送回は、コア2.5%を記録しているわけで、やはり『スタンドUPスタート』だけが飛び抜けて数字が取れていない、史上最悪レベルで大爆死していると言えますね」(前同)