■「全世代のイケメン集結ドラマ」というが……
『スタンドUPスタート』の第7話はラストで、名女優で主演の竜星の所属事務所の先輩である天海祐希(55)が完全サプライズで登場する、という出来事もあったが、これについても視聴率面を考えると“サプライズにせずに出演良かったのではよかったのでは”という声もあり、厳しい状態となっている。
もちろん、《低視聴率らしい。面白いけどなあ…》《面白いのに視聴率低いらしくて本当にびっくり》という視聴者もいるが、数字的には間違いなく大爆死で“超失敗作評価”が下されてしまうだろう。なぜ、竜星涼主演の連続ドラマ『スタンドUPスタート』はこうなってしまったのか――。
テレビ誌編集者はこう分析する。
「大爆死の要因の1つは主演の竜星さんでしょうね。つまり主演としては“弱い”。彼が主演を務めるにあたって“話題性”の観点で言うと、旬が過ぎてしまった、と言えるでしょう。
竜星さんは2022年9月30日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』で、主人公の兄・“ニーニー”こと比嘉賢秀を演じました。そのあまりのクズキャラぶりが一周回って役者人気に火がついた形でしたが、『ちむどんどん』の最終回から3か月経過し、露出も減り、竜星さんの勢いはなくなってしまった。『ちむどんどん』直後の10月クールの放送だったら、もっと『スタンドUPスタート』に注目が集まっていたでしょうね……」
ドラマサイドが「全世代のイケメン集結ドラマ」と紹介していた、脇を固めるキャスト陣についても、同様のことが言えるという。
「ベテラン勢では小泉孝太郎さん(44)や反町隆史さん(49)、戸次重幸さん(49)。若いイケメンでは吉野北人さん(25)や水沢林太郎さん(19)らが出演しています。たしかにイケおじから若手まで揃っていますが……“彼が出ているなら見る!”というような圧倒的に数字が取れる俳優がいる、というわけではないですよね。
くわえて、ヒロインについても、山下美月さん(23)や、“常に電話やリモートのみでサポートする”という設定で声優の雨宮天さん(29)が起用されているものの、見せ場が少なくて印象に残らないですね」(前同)