■噛まれたら血圧急降下!最も恐ろしい毒蛇とは
ナイリクタイパンとキングコブラは、毒性は強くとも、こちらからちょっかいをかけない限り噛まれる危険性も高くないという。一方で、人に襲いかかる“最恐”毒蛇も存在する。
南米のジャララカというヘビだ。攻撃性も高く噛まれると血圧が下がる毒性だが、それを活用して血圧降下剤の開発に利用されているという。
「南アメリカでは“人を殺すヘビ”として有名です。数も多く地表に生息するので遭遇率も高いんです」(前出のパンク町田氏)
被害者が“最多”なのはアフリカの広範囲に生息するパフアダー。個体数も多く、現地では死亡事故が相次いでいるという。
「生息数もかなり多く、攻撃性も高いです。マムシと同じく出血毒ですが、2メートル前後という体の大きさからも毒性はかなり強い。噛まれると焼けるような痛みが、体を回って肝臓や腎臓を冒してしまいます」(前同)