■神宮寺勇太が「コンサート演出」を担当するようになったワケ

 当初、キンプリのコンサートの演出を担当していたのは高橋だったというが、今では神宮寺が担当。演出家としても高い評価を得つつあるが、神宮寺が演出を担当するようになったのも、彼の優しさゆえだという。

「高橋さんはグループ最年少です。それもあってから平野さんなどから“こういう感じでこういうことをやりたい”と、いろいろな要望を出されることもあったそうです。メンバーはみんな年上で兄貴分的な存在でもありますから、高橋さんも“分かった”と、なるべく要望を取り入れていたといいます。

 ただ、全員のやりたいことをやろうとすると統一感やまとまりのないコンサートになってしまう。“みんなのやりたいことは分かるけど上手く調整できない……”と高橋さんは深く苦悩していたそうで、そんな姿を見た神宮寺さんが“俺がやるよ”と声をかけたそうです。

 高橋さんに演出の才能がないということではなく、メンバーとの調整が上手くできる神宮寺さんが、苦しんでいた高橋さんを救ったということです」(前出の芸能プロ関係者)

■キンプリにとって欠かせない人物は「神宮寺勇太」と関係者も口をそろえる

 コンサートやバラエティ番組では平野や岸を上回るほどの“天然キャラ”としても知られ、とんでもない言動も飛び出す神宮寺だが、グループ内においては常に周りを見て、上手く支えて立ちまわっていたという。

「現状の神宮寺さんはキンプリメンバーでも一番控えめな存在に映り、他の4人の活躍が目立ちます。ただ、“グループにとって欠かせない人物は誰か?”と問われれば、事情を知る多くの関係者は“神宮寺さんでしょう”と声をそろえるほどだといいます。

 彼がいなかったら、個性の強いキンプリはもっと早い段階でバラバラになっていたかもしれません。神宮寺さんはそれぐらい、グループにとっては必要で重要な存在だったんです……」(前同)

 キンプリをつなぎとめてきた神宮寺。しかし、そんな彼も5月22日、グループを卒業する。5月23日から神宮寺は、どのような道を歩んで行くことになるのだろうか――。