■交渉の末に『ジャンクSPORTS』は30分番組に
前出の民放キー局関係者が続ける。
「浜田さんは人気芸人、タレントを大勢集めて、ノープランでワチャワチャするようなコンセプトのないバラエティ番組がとにかく大嫌いだそうで、そういう仕事は絶対にしないそう。
近いバラエティ番組の関係者には、“フジみたいなことはすんなよ”と、番組制作のやり方について公然で釘を刺していたともいいますからね。そして、『ラフ&ミュージック』はまさにノープランでワチャワチャする番組です。
そんな中にあっても『ジャンクSPORTS』だけは、浜田さんにとっても特別な番組だと言われてきました。ご自身がインタビューで“これまで(番組で)一緒にやってきたアスリートとかスタッフも、自分にとって財産”とまで語っていましたからね」
『ジャンクSPORTS』は、当初はフジテレビのスポーツ局が制作に入っていた番組でもあり、浜田にしてみても他のバラエティ番組とは違う気持ちで臨んでいるとも見られていたという。
「その『ジャンクSPORTS』ですら、1時間から30分に縮小されることが決まったんです。同番組は、スポーツ選手や関係者の話をじっくりと、そして面白おかしく聞くトーク番組で、かつ日曜日夜7時からのゴールデン帯の放送ですから、フジサイドとしてみたら1時間はやりたいはず。しかし、それは叶わなかった。
浜田さんといえば、1時間番組の収録を46分で終わらせたという伝説もあるほど、収録がそのままオンエアできるほど無駄のない進行ができるMCの名手。その浜田さんが“もうフジとは長い時間やりたくない”という理由からでしょうか、交渉の末に30分番組になることが決まった、とささやかれています。
思い入れのある『ジャンクSPORTS』ですら、もう一緒にはやりたくないということなのかもしれませんが、フジテレビに相当なアレルギーがあるのではないでしょうか」(前同)
■フジは伝説的音楽番組『HEY!HEY!HEY!』を復活させたかった
結果的に日曜19時のゴールデン枠から、土曜17時からの30分枠へと移動することになったようだ。
「実はフジ上層部は、かつてダウンタウンの2人がMCを務めた伝説的音楽番組『HEY!HEY!HEY!』の復活を目指していて、この案に松本さんからはOKが出たそうですが、浜田さんからNGが出てしまったそうなんです。
代わって『まつもtoなかい』のレギュラー化が決まったといいます。フジ内部では『まつもtoなかい』は“音楽番組”という認識だといいますからね」(同)