■『旅サラダ』の名物リポーター・ラッシャーを思い出す声も

『旅サラダ』の1月11日の放送回で澤井が見せたロケは、とにかくパワフルだった。鶴岡市の荒波の日本海をバックに、終始割れんばかりの大声でスタジオに呼びかけたり、寒空の下で指を濡らしながら現地の漁師と岩のり収穫をしたりと、どこまでも一生懸命だった。

 ワイプではスタジオの勝俣州和(59)に「そんなに(口に岩のり)入れて大丈夫なのかな。カニみたいに食ってる(笑)」とツッコミが入ったり、比嘉愛未(38)ら出演者も終始楽しそうに笑っていて、非常に楽しいリポート映像となっていた。

 番組終盤には山形県漁協女性部の協力で岩のり料理を振るまわれたが、“入れると10倍に膨れる”と注意されたのにお雑煮に用意されていた岩のりを全部入れたり、天ぷらを熱そうに食べて「これズルいわー。これ美味しいですね!」と無邪気に発言したり、食パンを一口で4分の1くらい頬張ったりと、気持ちの良すぎる食べっぷりを披露。

 その初々しい溌剌とした澤井のリポート姿には、

《久々にテレビで爆笑しました。岩のり10倍に膨れるって言われてるのに、全部入れたシーンは笑えましたし、天ぷら食べて一言目にズルいわ!は何がだよ笑って笑ってしまいました》
《躊躇なくいく食べっぷりが朝から気持ちいい》
《澤井くんおもろいな》
《澤井の旅サラダいいポンコツ加減中丸復帰みたいだけど仕事奪わんであげて》
《中丸雄一が不倫か何かで去った後の枠を巡り熾烈な争いが繰り広げられてるんだな、TV慣れしてない過剰ジェスチャー好感しかないw》

 などなど、Xには多くの好意的な声、そして中丸と比較して澤井の方が良かったという意見も複数寄せられる展開に。さらには、《ちょっとラッシャー の時を思い出す》と、『旅サラダ』で1997年4月から22年3月まで25年間中継リポーターとして活躍していた名物タレント・ラッシャー板前(61)を連想する声もあった。

「澤井さんは、松岡修造さん(57)やティモンディ高岸宏行さん(32)のような、ハイテンションで、見ているだけで面白い、そして元気をもらえるタイプのリポーターですよね。

『旅サラダ』は、1997年4月から長年総合司会を務められた神田正輝さん(74)が24年9月で卒業。松下奈緒さん(39)が総合司会になったのですが、出演者が減ったこともあり、ここ最近の番組にはどこか寂しさも感じられます。

 そして、同番組は基本的に落ち着いた番組ですので、変化があれば楽しく見られるもの。中丸さんの中継も飄々として面白かったですが、澤井さんのテンションが高く、どこか天然臭が漂うリポートは番組にかなりのアクセントを加えてくれそうです。スタジオのメンバーも見ていて楽しそうだったし、視聴者にも好評。澤井さんが国内からの中継を担当することは増えそうな感じもしますね。

 そうなると、中丸さんの復帰場所がなくなるということですが……果たしてどうなるでしょうか」(前出の女性誌編集者)

 芸能界は弱肉強食。中丸が5か月間休んでいたなかでムクムクと出てきた新たな芽。果たして、芸能活動を再開した中丸は、土曜日の朝の仕事場に舞い戻れるだろうか――。