■幹部のA氏にはさらなる報道が飛び出し……

 前出の夕刊紙デスクは言う。

「フジテレビも大株主の提言を無視するわけにはいかないでしょう。すでに昨年末から、外部の弁護士を入れて事実確認の調査を始めていることも明らかになっていて、各番組のスタッフへの聞き取り調査も始まっているといいますね。

 そんななか、1月15日配信の『文春オンライン』、そして16日発売の『週刊文春』では、X子さんとは別のフジテレビの女性アナウンサーが取材に応じていて、犠牲者はX子さんだけではないとも証言しています。

 また、件の幹部A氏の同問題へのさらなる関与や、中居さんだけではなく他のタレントとの飲み会や接待にも関わっていたとも報じています。これがフジテレビにはびこる根深い問題だと指摘し、その流れで港浩一社長(72)の名前も挙げられているんです」

 そんなフジテレビでは、1月1日放送のお笑い特番『新春!爆笑ヒットパレード2025』(フジテレビ系)、爆笑問題太田光(59)の爆弾発言も話題を呼んだ。

 太田が「とにかくこの番組だけはずっと長く続けてほしいなと思います。ただね、その前にね、フジテレビが潰れます」とぶっこむと、田中裕二(60)は「やめろ! 今、シャレになんないんだから」とツッコミ。

 さらに太田は「今年が正念場だと思います」や「フジテレビね、新しい番組が始まるんですよ。タイトルがね、『だれかtoだれか』。みんないなくなっちゃうから。どうなってんのフジテレビ。Aプロデューサーって誰? 日枝! 日枝出てこい!」と、フジサンケイグループ代表・日枝久氏(87)の名前まで出していた。

 制作会社関係者はこう話す。

「幹部のA氏は『女性セブン』と『週刊文春』の年末の報道後も普通に仕事をしていましたし、元日も太田さんが爆弾発言をぶっこんだ『爆笑ヒットパレード』の現場にいたといいます。ただ、今週に入ってリモートワークになったという話が……。最新の『週刊文春』ではA氏のさらなる関与も詳しく報じられていますからね。

 これまでフジテレビとしては、あくまでも中居さんと被害女性のトラブルというスタンスを貫いていましたが、問題は日に日に大きくなり、大株主に第三者委員会の設置などを要求されるまでに至ってしまいました。今後は企業として対応をせざるを得ないでしょうし、港社長をはじめ、複数の幹部にまで飛び火しそうな情勢にありますよね」

“解決金9000万円女性トラブル”は中居を飛び越え、フジテレビにも甚大な影響を及ぼし始めている。