昨年12月19日発売の『女性セブン』(小学館)での報道を発端に、大騒動となった中居正広(52)の女性トラブル。中居は1月23日に引退を発表――そして、同トラブルにはフジテレビの幹部社員が関与していたとも報じられている(フジテレビは否定)。
騒動を受けて17日午後に同局の港浩一社長が臨時会見を開いたが、クローズな会見、そして“回答を控える”を連発したことで火に油を注ぐ結果に。トヨタ自動車など75社の企業がCM放映差し止めなどの措置を取る事態となり、フジテレビは開局以来の危機に陥っている。
そんななか、20日のスポーツニッポンでは、中居と被害女性が知り合ったのはトラブルが起きた2023年6月の2年ほど前にフジテレビ編成幹部が主催した、人気タレントも出席する飲み会であること、そこには被害女性のほかに同局の女子アナもいたと報道された。
「同紙の記事によると、編成幹部主催の接待に参加した女子アナたちは出席者に名刺を配っていたといいます。
一般企業でも、こういった場で交流を持つことで、今後の取引を円滑に進めたり、人脈を作るというのはある話ですよね。同紙にも、その様子を見ていた関係者の《ただの飲み会ではなく、業務で来てるんだなと思った》という証言も掲載されています」(ワイドショーデスク)
そして、その幹部主催の飲み会から2年後の23年6月に、被害女性は中居との食事会でトラブルに巻き込まれたのだ。被害女性は、『週刊文春』(文藝春秋)の取材に《“加害者”もフジテレビに対しても私は許してない》という、強い怒りを感じさせるコメントをしている。
「ということは、女性がPTSDを発症するほどの被害を受けることになったそもそものキッカケは、21年に行なわれたフジ幹部社員主催の飲み会だったと考えられるのですが、この飲み会が、いわゆる“ハラスメント”にあたるのかどうか――関係者の間でも議論が飛び交っているといいます」(前同)
中居と被害女性、そしてフジテレビ幹部が関係する“飲み会”に対する議論――1つは、ひらたく言えば「トラブルが起きるキッカケになった飲み会にまでは、フジテレビには責任はないのでは」という、フジ寄りの意見。
「中居さんと女性が知り合ったのはフジテレビ幹部社員が主催した飲み会だったといいますが、確かにそれは、今後の仕事にもつながる可能性がある飲み会であり、”会社の業務”の範囲内だと解釈できる話でもありそう。
そして、トラブルに発展したのはその2年後の、2人の場での出来事だった、と。それは、あくまでも大人の男女間で起きたトラブルであり、そのキッカケになった飲み会を主催したフジ幹部社員には責任はないのではないか、という考え方ですね」(同)
一方で、先のスポニチの記事では、被害女性が仕事上、編成幹部の指示に従わなければいけない関係にあり、食事会での中居と幹部の親密な姿を見たことで、《2人の関係を壊してはいけない》と感じていたことが報じられている。