■「一切触れたくない」ご意見番・和田アキ子の“逃げコメント”に辛らつ評価

 1月26日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)でも同問題を取り上げたが、MCの和田アキ子(74)は「ショックでしたね、これは。ビックリしましたね」とコメントし、「臆測ばっかりじゃないですか? 本当に。週刊誌から始まって、違う週刊誌も言って。“何がどうなっているの?”っていう……」と心境を述べた。

 また、「当人同士の示談で、示談しているのに、“どうして私たちが騒ぐの?”とかあったんだけど、ちょっと知り合いの人に聞いたら示談というのは当人同士の問題らしいんですよ」とし、「それにしても何でこんな臆測が臆測を呼んで、みんなで推測で話してっていうのはね。私自身も何か発することが怖いし」と話した。

 そのうえで「そういうトラブルはあったとおっしゃっているわけですから、そうすると被害者女性の方がいらっしゃるということは、私たちが軽はずみなことを言うことではないと思うんです」とも明かした。

 続けて、「そういう意味でもどうしたんだろう、と思いつつも引退……っていうのは残念ですね。いろんな意味で」とし、番組で中居の引退を取り上げていることについて「本当のこと言うとこれ、一切触れたくないんです。芸能人同士ってちょっと言いづらい……こういうことは。はっきり言って。いやぁ、これは難しいと思います」と語った。

 和田のコメントを受け、

《これはこれで「ご意見番の意思表示」として有りだと思う。ただ、無かったかのように本当に一切触れないのは1番だめだ》
《なんかもうかわいそう 番組なんてやらないでゆっくりされてもいいのにアッコさん》
《地位の高い人に忌憚のない意見を言えないなら芸能界の御意見番という看板を下ろすべきでは》

 など、こちらにも厳しい声が上がっている。

「安藤さんは約40年にわたってフジテレビの報道番組や情報番組に携わってきた。ニュースキャスターでジャーナリストでもある彼女が、“そういう話を聞いたり、噂すら聞いたことがない”というコメントから入ることに違和感を抱いた視聴者が少なくなかったんです。問題発覚後に関係者に聞かなかったのか、という意見もあります。フジテレビ局内からも“安藤さんは聞かされていなかっただけでしょ”という冷ややかな声が上がっています。

 また、アッコさんは“芸能界のご意見番”として、これまでもさまざまなニュースや芸能スキャンダルにコメントしてきた。ところが、今回の芸能人同士だから“一切触れたくない”というのは……。視聴者には“逃げの姿勢”として映ってしまっています。

『アッコにおまかせ!』では安藤さんのコメントにも触れましたが、アッコさんが間違った認識をしていて、生謝罪する場面もありましたね」(前出のワイドショー関係者)

『アッコにおまかせ!』では同日放送の『ワイドナショー』での安藤氏の発言を取り上げたが、和田は「(安藤氏は)元社員の方ですからね。30年も務めてらして。厳しいご意見ですね」とコメントした。

 その約7分後のCM明け、TBSの山形純菜アナウンサー(30)が「ここで1つ訂正です。先ほど安藤優子さんが“元フジテレビ社員”というお話がありましたが、“元フジテレビ社員”ではありませんでした。大変失礼いたしました」と謝罪。和田も「失礼いたしました。(安藤氏は)フリーで……勘違いしておりました。すみませんでした」と頭を下げた。

「この勘違いに対しても、《安藤氏はテレ朝ニュースステーション等を経てフジ番組のキャスターへ。ずっとフリーなのは周知の事実。なぜこんなにいい加減なんだ?》と厳しい声が寄せられてしまいましたね。

 アッコさんは芸能界のご意見番として長年君臨してきましたが、近頃は意見を訂正したり、謝る姿もあり、ご意見番としての立場は揺らいでいる感じですね……」(前同)

 中居とフジテレビの問題は、多くの芸能関係者にも影響をもたらしている――。