■永野芽郁、今田美桜、福原遥、堀田真由……『3年A組』はスターを大量生産!

 ちなみに、この”タブー”を盛り込みまくった件について『3年A組』を手がけたプロデューサーの福井雄太氏は、

《おこがましいことですが、作っている人間として“どんどん窮屈”になっていく現状がすごく嫌だった。(中略)“タブー”にあえて切り込んだこの作品が、TV番組を作る人たちにとっての『フラッグシップ』になれたら、何かを変えられる気がしたんですよね》

 と、2019年当時に『オリコン』のインタビューで語っていた。

「7月の放送予定だという『3年D組』のプロデューサーも福井氏だといいますね。そして、何よりも『3年A組』で注目されたのは、出演した役者陣です。生徒役の俳優は同作での演技で存在感が爆増したのが幸いして、いまや超売れっ子ばかり。

 これと同じスタッフが手掛ける似たテイストの作品が制作されるわけですから、各芸能プロダクションはこぞって若手俳優を出したがっていると言いますよ」(前出の制作会社関係者)

 当時の生徒役は、男性陣では萩原利久(24)、片寄涼太(28)、神尾楓珠(24)などがいたが、さらに注目すべきは女性陣。

 生徒側の主人公を演じた永野芽郁(23)を筆頭に、川栄李奈(28)、森七菜(21)、福原遥(24)、今田美桜(26)、堀田真由(24)、富田望生(23)、本編前に死亡したキーパーソンの上白石萌歌(23)などなど、いまや主演やヒロイン役の常連がズラリと並んでいるのだ。

 また、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の準レギュラーとなったことで役者というよりタレントとしてブレイク中の横田真悠(23)と箭内夢菜(22)も、『3年A組』に出演していた。

 前出の制作会社関係者は続ける。

「今年から名門大学の法学部政治学科に進学すると報じられた芦田愛菜さん(18)は、制作サイドからの“出て欲しい!”という熱烈オファーがあって、出演が濃厚視されているといいますね。一方で、多くのプロダクションは、所属する未来ある若手俳優をどうしても出したい。積極的な売り込みをしていて、同時に生徒役のオーディションも行なわれたといいます。

 そしてここから先が実に画期的なんですが、“隣のクラス”もオーディションを行なっているというんですよ……」