■永瀬×広瀬ד恋愛の神様”なのにコア視聴率が上がらない
高橋と永瀬の“俳優路線”が推し進められているが、制作会社関係者はこう話す。
「言わずもがなのイケメンで演技力も高い両者は、本当に引っ張りだこですよね。ただ、特に永瀬さんに関しては、残念ながら数字がついてきていないんですよね。放送中の『夕暮れ』も失敗ではないでしょうが、思っていたよりは視聴率が良くないですよね……。
今、テレビ界は１３～４９歳のコア視聴率を最重視していますが、『夕暮れ』の２月２８日放送回（第７話）は世帯視聴率が６.０％、コア視聴率は２.３％（関東地区／ビデオリサーチ調べ）とやはりパッとしない。裏の『報道ステーション』（テレビ朝日系）の同日のコア視聴率は２.５％。シニア層視聴者が中心のはずのニュース番組にすら負けているわけですからね。
広瀬さんは世代トップの女優で、永瀬さんも超人気。さらに脚本家は『ロングバケーション』（ＴＢＳ系）などで有名な“恋愛の神様”と呼ばれる北川さんなわけです。おそらくＴＢＳは、世帯７～８％、コア４％くらいは取れると考えていたのではないでしょうか」
永瀬は、２０２２年７月クールに日本テレビの“日曜２２時３０分枠”で放送された主演ドラマ『新・信長公記～クラスメイトは戦国武将～』の平均世帯視聴率が、同枠の歴代ワースト１位（４.４％）という大爆死。コア視聴率も１％台を叩き出すなど残念な結果となってしまっていた。
『夕暮れ』はもう最終回が近く、ここから急激に数字を上げるということは難しいだろう。このままいけば、“永瀬はドラマで数字をとれない俳優”というイメージが定着してしまいそうだが……前出の制作会社関係者はこう続ける。
「地上波の連続ドラマは今、キャスティングだけで数字が取れるというのはもうないですよね。脚本、ストーリーが面白いかどうかが一番重要で、そうした面で永瀬さんは運がないとも言えそうですよね。
ただ彼には、１１月公開と発表された『法廷遊戯』もそうですが、映画路線があります。それというのも、永瀬さんは映画での確かな演技力に加え、出演映画が全体的に好成績なんですよ。直近では永瀬さんがゲスト声優で出演している『映画ドラえもん のび太と空の理想郷（ユートピア）』が、３月３日から３月５日までの全国映画動員ランキング初登場１位を記録しています」
