■コンビニスイーツでも昭和レトロが人気に!
また、“純喫茶スイーツ”はSNSで話題になりやすく、「固めプリン」「クリームソーダ」は店のレトロな雰囲気と相まって若者を中心に人気を博し、ティラミス、ナタデココ、ベルギーワッフル、生キャラメルといった平成を代表するスイーツも再ブームの兆しを見せています。
実際、昨年7月にはファミリーマートが初のレトロフェアとして「喫茶ファミマ」と題し、レトロスイーツの象徴となるクリームソーダやミルクセーキなどに着想を得た「クリームソーダみたいなパフェ」「フロスティメロンソーダ」「喫茶店のミルクセーキプリン」など、全6種の商品を発売。
レトロブームが続く若年層だけでなく、あらゆる世代が楽しめるよう、昔ながらの懐かしさと現代風の新しさを融合した、“ナツカシ、アタラシ、オイシ!”な商品ラインアップを提供しています。
また、昨年10月には阪神梅田本店にて純喫茶イベントが行われたほか、埼玉県飯能市のリゾートホテル「休暇村奥武蔵」では、3月14日までの期間で「昭和レトロフェア」が開催されています。
SNSを通じた共有の楽しさと、心を癒す懐かしい味が融合し、昭和・平成レトロな食文化は今後も拡大し続け、次世代へと受け継がれていくことでしょう。
トレンド現象ウォッチャー・戸田蒼
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。