■ドラッグストアで入手できるお手軽快眠グッズ
ドラッグストアでも “快眠グッズ”がズラリと棚に並んでいる。
小林製薬の『ナイトミン耳ほぐタイム』(768円)は、耳の中に入れるだけで耳栓効果とじんわりした温かさ。本サイト記者が就寝前に試したところ、寝付きの悪い体質がすんなりと入眠できた。
「疲れているとき、耳は敏感になり、普段聞かない音さえ拾ってしまいます。また耳と腎臓は密接な関係がありますのでトイレが近くなることも。耳やお腹を温めると大きな安心感を得られます」(青木氏=以下同)
白元アースの『リラックスゆたぽん目もとホット ほぐれる温蒸気』は、目をじんわり温めるアイマスク。パソコン仕事で疲労した目もほぐれていく。
「アイマスクで光を遮ると目の奥底まで閉じることができるのでおすすめです。温めるのも良いですが、忙しい毎日に頭がいっぱいになりがちの方は冷やすのも一つです。常温にした保冷剤を置くのもアリでしょう」
睡眠の質に直結すると言われるバスタイム。アース製薬の『BARTH[薬用]中性重炭酸入浴剤』(2750円=10回分)は1回3錠15分の入浴だが、実際に使用すると湯も柔らかくなり体も芯から温まった。錠剤もゆっくりと溶けるので、自然と湯船にいる時間も長く楽しめる。
「リラックスするためのお風呂ですが、“寝るために”と前向きな気持ちを持つことでさらに効果的に。しっかりと入浴できますし、自分の気持ちをオフすることもできます」
最後に青木氏は、睡眠の充足が日常生活の質も高められると語った。
「日本人の最大の課題は、本来は8時間必要な睡眠に対し、自分が不足状態なのを理解していないこと。寝る時間が足りないと集中力や共感力が下がる他、自律神経が乱れてしまいます。これは、睡眠以外では解決できません。
グッズを買ったり寝る環境を整えることも、生涯で考えると案外コスパが良かったりします」
ストレス社会で生きる現代人。今後の生産性を上げるためにも、一度“睡眠投資”を考えてみても良いかもしれない。
青木優加(あおき ゆうか)
ねむりのサロン Blue Moonオーナー/ねむりカウンセラー
1976年、福井県敦賀市生まれ、敦賀市在住。福井大学卒業。2017年、健康系のセミナー講師として開業。2022年にBlue Moonを開店し「ねむりカウンセラー」として、睡眠に悩む人向けのサービスを提供中。
行政、各種団体からの講演依頼も多数。地元に根付いた情報発信を通じ、人々の健康に貢献することを目的として活動中。
<メディア掲載・出演歴>
福井新聞、福井放送、FM福井、敦賀FM、NHK福井放送局、FBCラジオ、敦賀市嶺南ケーブルネットワーク、FBCテレビなど、ほか多数。<おもな取得資格>漢方養生指導士 漢方カウンセラー等