■「残念だった朝ドラ」ストーリーに不満の声も

 上白石萌音深津絵里川栄李奈がヒロインを演じた『カムカムエヴリバディ』は2021年度後期に放送、3世代にわたる家族100年の物語が描かれた。ヒロインの3人が交代制で演じた朝ドラという点でも注目された。

 上白石が戦時下を生き抜く初代ヒロイン・安子、深津が安子の娘・るい役で昭和30年代の大阪を舞台に2代目ヒロインを好演。そして川栄がるいの娘・ひなた役で昭和から現代を舞台に登場。100年間を1作で描いたため、ストーリーは猛スピードで展開したが、重要な場面は丁寧に描かれており、好評を博した。

「脚本がブレてグダグダなところがあった」(47歳/女性)

 第7位(3.0%)は、『らんまん』。

 神木隆之介が主演を務め、浜辺美波がヒロイン役を演じた『らんまん』は、2023年度前期に放送。植物学者・牧野富太郎をモデルとし、神木演じる、植物を愛し植物学の道を一途に突き進んだ主人公・槙野万太郎と、浜辺演じるその妻・寿恵子の波乱万丈な生涯を描いた。難解なシーンはなく、主人公が何かを成し遂げるということを軸とした分かりやすいストーリー展開で、王道の朝ドラとして多くの視聴者に愛された。

「ストーリーが単調かなと思った」(35歳/女性/営業・販売)

「思っていた内容ではなかった」(34歳/女性/総務・人事・事務)