■放送毎Xトレンドに入ったドラマも
清原果耶がヒロインの『おかえりモネ』は、2021年度前期に放送。清原演じる宮城県の気仙沼で生まれ育った“モネ”こと永浦百音が、気象予報士となって故郷への貢献を目指す姿を描いた。リアルな人間模様や、清原をはじめ出演者たちの繊細な演技があいまって、SNSでは「暗い」という声もみられたが、坂口健太郎が演じた、理屈っぽく不器用だが根は誠実で優しい若手医師・菅波光太朗とヒロインとの純粋な恋模様にときめく視聴者が続出。X上では「#俺たちの菅波」というハッシュタグが頻繁にトレンド入りした。
「主人公の妹の根暗加減がとっても嫌だった」(53歳/女性)
「もっと西島秀俊さんの出番がほしかった」(48歳/女性/主婦)
「集中して見ないと、わけが分からなくなるドラマだった」(54歳/女性/主婦)
「キャストはよかったがストーリーがいまいち」(42歳/女性/主婦)
福原遥がヒロインの『舞いあがれ!』は、2022年度後期放送。ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島などを舞台に、空を飛ぶ夢に向かっていくヒロイン・岩倉舞の姿を描いた物語だが、劇中でヒロインのキャラが変わったと感じた視聴者も多く、厳しい声もあった。一方、ヒロインが挫折を乗り越える姿は視聴者を引き付け、Snow Manの目黒蓮や赤楚衛二、高杉真宙といったイケメン俳優の競演も話題になった。
「パイロットを目指すという設定がいまいちだった」(52歳/女性/主婦)
「あまり話題にならなかったからイメージ」(36歳/女性)
「主人公の演技がつたなかった」(58歳/女性)
「内容的に盛り上がりがあまりなかった」(54歳/女性)
第4位(6.0%)は、『ブギウギ』。
趣里がヒロインを務めた『ブギウギ』は、2023年度後期に放送。『東京ブギウギ』で知られ、戦後を明るく照らした歌手・笠置シヅ子さんをモデルにし、趣里演じる歌手・福来スズ子の半生を描き、躍動感溢れるダンスや歌など、圧巻のパフォーマンスもSNSで話題になった。また蒼井優が演じた、ヒロインの憧れの存在となる梅丸少女歌劇団のトップスター・大和礼子や、草なぎ剛が演じた、ヒロインを見いだして人気者に育てていく作曲家・羽鳥善一など、存在感が際立つ脇役たちも人気を集めた。
「時代設定やテーマになかなか興味が持てなかった」(43歳/女性/学生・フリーター)
「後半の盛り上がりに欠けた」(35歳/女性/総務・人事・事務)
「ヒロインのセリフ回しが聞き取りにくかった」(43歳/女性/主婦)
「主演の趣里さんは良かったが、出演者に苦手な俳優さんがいて見るのをやめてしまった」(44歳/女性)
■「残念だった朝ドラ」ランキング
1位『おむすび』
2位『ちむどんどん』
3位『虎に翼』
4位『ブギウギ』
5位『おかえりモネ』
5位『舞いあがれ!』
7位『らんまん』
8位『エール』
8位『カムカムエヴリバディ』