■コア視聴率は『SHOWチャンネル』のわずか3分の1

『日立 世界ふしぎ発見!』といえば、世界各国をテーマにした教養クイズ番組。メインスポンサーは番組タイトルにも入っているように大手電機メーカーの日立で、番組中に流れる「この木なんの木」のCMでもお馴染みだ。

 番組は、世界各地の遺跡や土地にまつわるクイズをVTRで出題し、スタジオの解答者が、草野をモデルにした「ヒトシ君人形」やポイントの高い「スーパーヒトシ君人形」を賭ける形で解答。正解の場合はポイントが加算され、不正解の場合は「ボッシュート」で没収される――というスタイルで、お茶の間に定着してきた。

 ところが視聴率は低迷を続けており、3月4日の世帯視聴率は7.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)とそれほど悪くないものの、今、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は1.7%だったという。

 同時間帯、櫻井翔(41)がMCを務める『全国ご当地ニュースバラエティー SHOWチャンネル(旧・1億3000万人のSHOWチャンネル)』(日本テレビ系)のコア視聴率は5.1%だったといい、『ふしぎ発見!』は3分の1しか取れていないのだ。

「これに、メインスポンサーの日立が相当ピリついているようなんです。お金を全部出しているわけですし、教養のある番組を作ってほしいという意向があるそうですが、“さすがに視聴率が悪すぎる”と。

 そういった事情から、今後は、海外を取材してクイズを出題する『ミステリーハンター』に、より知名度のあるタレントを使っていく方針に変えるといいます。大人気番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)ではないですが、メジャーなタレントをミステリーハンターとして使いたい、ということですよね」(前出のTBS関係者)

■「SPアシスタント」ますだおかだ岡田は“お笑い色”が強すぎて……

 そういった注文がスポンサーサイドから出るほど、『ふしぎ発見!』の視聴率が落ちているということだろう。

「加えて、“草野さんの次のMC候補”だとも見られていたますだおかだ岡田圭右さん(54)の出演も、今後は減っていくとも聞こえてきていますね」(前同)

 2019年1月の「1500回スペシャル」からは、それまで準レギュラーだった岡田が「SPアシスタント」というポジションで起用されている。

「“草野さんの後任は岡田さんではないか”という話も出ていましたが、岡田さんはやはりお笑い色が強すぎるようですね。日立サイドが求めるイメージとはズレていることもあり、石井さんに白羽の矢が立ったんでしょう。その岡田さんですが、4月以降は隔週程度の出演になるとも言われていますね。『ふしぎ発見!』に求められる“教養”のイメージと、岡田さんは少し遠いのかもですね……」(同)