ミャンマーを拠点とした国際犯罪グループによって、多くの外国人が監禁されながら詐欺行為を強いられている。2月20日に警察庁が発表したところによれば、闇バイトで海外渡航をし、警察に保護された事案は10件。中には男子高校生2人が保護されたケースも含まれているという。

「高校生はオンラインゲームなどを通じてミャンマーの詐欺拠点に連れ出されたとのこと。高校生らを連れ出した藤沼登夢容疑者は“組織のことを話したら報復する”などと脅しており、組織的な犯罪であると疑われます」(全国紙社会部記者)

 詐欺に加担させられた高校生は「他にも(日本人は)10人ちょっといた」「直属の上司も日本人だった」などと証言しているそうだ。

 東南アジアの裏社会情勢に明るいブロガーのビリー高橋氏は「海外での特殊詐欺集団問題は、昨日今日始まった話ではない」と解説する。