■お笑い関係者が心配していること

 芸人は「軍団」を作ったり、みんなでワイワイするのが好きな人も多いが、令和ロマンは少し違うようだ。テレビとも一定の距離を置き、自分たちが輝ける番組にだけ出て、漫才師として舞台での活動を大切にしているように見える。一方、24年4月に公開された『Number Web』のインタビュー記事では《「漫才熱はないですよ。俺は『M-1』熱があるだけで》と語ったように、漫才師の頂点を決める大会『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)に熱い思いを持っていて、昨年12月に史上初の2年連続優勝を成し遂げたばかり。

「『M-1』連覇を経て、令和ロマンはお笑い好きの間でカリスマ的存在になりましたが、そのネタを書いているくるまさんには特に熱いファンが多い。著書『漫才過剰考察』が15万部突破と爆売れしているのも、熱烈なファンが多くいるからですよね。

 しかし、そうやって真摯に漫才に向き合っているくるまさんは、とても繊細な人だとも聞こえてきています。それだけに、芸人仲間、そしてお笑い関係者の間では、くるまさんが今回の件で参ってしまって、もうテレビには出ないとか、お笑いをやめるなどと言い出したり、暴発的なことをしないかと心配されているといいます……」(前出の放送作家)

『M-1』連覇を果たし、いよいよお笑い界の中心へと歩み出した感があった令和ロマンとくるまだったが、現在は少々心配な状況にあるようだ。