俳優の堺雅人(49)が、約28年にわたって所属していた大手芸能事務所「田辺エージェンシー」から独立したことが、1月5日に明らかになった。

 2022年12月31日付で専属契約が満了となったというが、同社からは発表が何もなかったこともあり、芸能関係者の間ではさまざまな憶測を呼んでいた。

 そんな中、1月10日配信の『デイリー新潮』が、田辺エージェンシー社長で“芸能界のドン”と称される田邊昭知氏(84)にインタビューを敢行し、堺の独立劇の舞台裏を伝えている。

 堺は高校卒業後に早稲田大学第一文学部に進学し、同大演劇研究会を母体にした劇団「東京オレンジ」の旗揚げに参加。劇団の看板俳優として活躍し、田辺エージェンシーの担当者にスカウトされて1995年にドラマデビュー。

 2012年の『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)で主演を務め、2013年の『半沢直樹』(TBS系)で国民的俳優としての地位を確立。2016年には大河ドラマ真田丸』で主演し、2020年の『半沢直樹』の続編でもあらためて結果を残した。

 堺を巡っては、まだ正式発表はないものの今年7月クールにTBS「日曜劇場」枠で超大型作品が控えているとも報じられている。『デイリー新潮』によると、仮タイトルは『VIVANT』で、堺と阿部寛(58)がダブル主演を務めるという。

■「もう一緒に仕事なんてできないよ」

 そんな堺の独立劇について田邊氏は、2022年の6月か7月に堺から「独立して会社をやりたい」と言われ、「どうぞ」と承諾することになったと明かしている。

 しかし、その真意については「わかんないよ」とし、マネジメントを自分でやりたいという堺のようなタレントを引き留めても「上手くいくわけない」と持論を展開。そして、「もう一緒に仕事なんてできないよ」と突き放すように語った。

 さらに7月クールのドラマについても「TBSと堺くんで直接やってくれ」となっていると明かし、田辺エージェンシーは関わっていないとコメントしている。