■「とても生きている馬には見えない」厳しい声

 第1回では、桶狭間の戦いが描かれた。合戦のシーンでは、LEDパネルを使用して背景を投影し撮影していることが制作統括の磯智明氏により明かされていたが、そのCGについて「ことごとくCGが安っぽい」「まるでメリーゴーランドの馬ではないですか? とても生きている馬には見えませんでした」と、SNS上では視聴者から厳しい声が上がってしまう結果となっている。

「人間だけの戦いのシーンはそれなりに迫力がありましたが、役者さんの体の芯がブレてパカパカしている乗馬シーンは、CGの馬がちゃちに見えてしまいました。海外作品のクオリティに慣れていると、どうしても安っぽく、迫力が欠けているように見えてしまう。

 乗馬シーンを含む大掛かりな合戦シーンの撮影の日程が組めなかったのかもしれませんが、"お金がないのかな”……と感じてしまいました」

 10日に開かれたNHKの定例会見で、前田晃伸会長はLEDパネルの使用やCGなど最新技術を利用した撮影について「従来の大河と違う作り方なので、違和感がある人もいると思うが、これも1つのトライ。ちょっと見てみたいなと思う」と話していた。