女性バラエティタレントの登竜門と言っても過言ではない、おぎやはぎ劇団ひとり(46)、松丸友紀アナウンサー(41)がMCを務める深夜の超人気バラエティ番組『ゴッドタン』(テレビ東京系)から、また新たな新星が誕生した! 4月1日放送回に出演した金久保芽衣(27)だ。

 昨年12月には番組のプロデューサー・演出を務める佐久間宣行氏(47)の公式YouTubeチャンネルに出演し爪痕を残していた彼女。早くも「今年No.1ブレイク必至タレント」と言われる金久保さんに直撃インタビュー!!(#、2のうち2、最初から読む

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――小学校の頃、いじめがあって不登校の時期があったということですが……。

金久保 そうなんです。6年間1クラスだけの学校で、女子10人うちの何人かがターゲットにされるローテーションがあったんです。それが5年生のときに私で止まっちゃて。5年生のときはがんばって遅刻や早退、放課後だけ行ったり、不登校にならないようにしていたんですけど、6年生のとき、修学旅行で「あ、これ限界だな」という出来事があり、そこからは不登校としてすごしました。

――それは酷い……。学校に行かない期間、どんな心境ですごしましたか?

金久保 学校に行きたいけど行けない状態だったのですごく辛かったです。それに、みんなとは中学も同じだし、「このままだと中学も行けないし、そうしたら高校にも行けないのかな。将来の仕事とかどうなるんだろう。一生引きこもるのかな」と、ぐるぐる考えていました。そんなときに両親が中学受験をする環境を整えてくれたんです。そうやって「世界はここだけではない」という選択肢を与えてくれたことで、自立につながったと思っています。

――金久保さんの根性の背景が、垣間見えた気がします。話をホリプロ時代に戻させていただくと、当時は念願の事務所所属で、いよいよドラマなどのオーディションに挑めたと思いますが。

金久保 それが、所属してから6年間、タイミングも悪かったのか、なかなかチャンスが巡ってこなかったんです。

――え! なぜですか?

金久保 私が所属したのが「SNSをがんばろう」という部門で。「これからはSNSの時代だから」とまたお芝居のきっかけをつかめず、やりたいことと外れてしまい、もやもやしながら活動を続けました。当時の事務所の方には大変お世話になったのですが、SNSは得意じゃないんだなと自分を知るきっかけにもなりました。

――得意ではないというのは、どこで自覚しましたか?

金久保 SNSをやるのに必要とされる承認欲求がなくて、「いいね」数やフォロワー数が増えてもうれしさが見出だせなかったんです。好きなことができないまま「数字を伸ばすにはどうすればいいんだろう」だけを考えなきゃいけなくて、迷走していた部分もあります。