■ヤバすぎる「下衆ヤバ夫の役作り」

――これがきかっけで、『ゴッドタン』出演につながったんですよね。

金久保 このときのウザさをおもしろいと思ってもらえて、つながったのかなと思っています。

マネージャー 『ゴッドタン』出演オーディションのとき、下衆ヤバ夫に扮したんですよ。私、感動しちゃいました。

――え……!? どういうことですか? フジテレビのバラエティ番組『リチャードホール』でアンタッチャブル山崎弘也さんが扮していた、下ネタ満載の下衆なキャラクターですよね。

金久保 はい、松丸さんも過去に下衆ヤバ夫をやられいたので、私も挑戦してみようと思って。下衆ヤバ夫のコントを映像で見て、セリフを全部書き起こして完コピしたんです(スマホにメモ書きした下衆ヤバ夫のセリフを見せる)。

――ほんとだ……一言一句書いてある(笑)。擬音語も細かく書いていますね、すごい! 昭和の芸人のようですね(笑)。

金久保 そうなんですか? 再生して止めて書いて、再開して止めて書いて、を繰り返しました。

金久保さんが書いた実際の「下衆ヤバ夫メモ」

――メイクもしたんですか?

金久保 はい、オーディション前の控室で、鼻の下から顎にかけてガッツリひげを描きました。服もちょっと寄せて、ジャケットを着ました。

――ほかのオーディション参加者も、そういった扮装をしているんですか?

金久保 私の後ろの方にしか会っていませんが、その方はやっていなかったですね。

――ですよねえ(笑)。

金久保 ちょっと恥ずかしくて気まずかったです、普通に変な顔なので、「何この人!?」と思われたでしょうし……。

――恥じらいはあるんですね(笑)。

金久保 いざオーディションの最中は、心身振り切って演ったのでまったく恥ずかしさはないんですが、“自分”の状態でいる控室では恥ずかしかったです。で、ひげは黒マッキーで描いていたので、ウェットティッシュで落ちきらなくて。

――油性マジックで描いたんですか! そりゃ落ちないですよ。

金久保 マスクをしていてよかったなあと思いましたただ、帰りの駅で水を飲むために一瞬だけマスクを外したとき、隣の人が明らかにギョッとしていましたね。

――(笑)。そこまでやったからこそ、オーディションに受かって、晴れてご出演が叶ったんですよね。

金久保 オーディションを見てくださったスタッフさんもすごい笑ってくれたので、気合いを入れてよかったです。

――次は番組内で、金久保さんの下衆ヤバ夫姿が見られることを願っています!

金久保 また『ゴッドタン』にも、それにほかのところでも活躍できるようにがんばります! 今はまだ、甲子園でいうところの全国大会ではなく、地区予選だと思っているので、年を重ねても続けていけば、甲子園に出られると思っています。

かなくぼ・めい 1996年3月26日生まれ、茨城県出身。タレント、女優。身長148センチ。趣味は駅伝、麻雀、デジモン。特技は人狼ゲーム。現在、バラエティ番組を中心に活躍中。インスタグラム(https://www.instagram.com/kanakubo_mei/)、ツイッター(https://twitter.com/kanakubo_mei?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor)、YouTube(https://youtube.com/@kanakubomei)