■1日15~16時間やるようになった人狼ゲーム

笑顔が素敵な金久保さん  撮影:小島愛子

――でも当時は人狼ゲームの番組に出演されていて、よくやっていましたよね。

金久保 そうですね。ありがたいことにそれで知ってもらえる機会が増えたんですけど、最初は、私が友達がいないことを気にかけてくれた友達が「人狼ゲームに行けば友達ができるよ」と連れていってくれたんです。

 でも、最初はイヤだったんですよ。人狼ゲームってウソをつくゲームじゃないですか。で、それが必ずバレる。「バレるウソをつく」ことへのハードルがすごく高くて、ウソつくたびに動機が高まって、心臓の音が隣の人に聞こえるんじゃないかってくらいになるんです。

――金久保さん、すごく性格がいいんだろうなと思います(笑)。

金久保 本当のことを言っても「ウソをついてる!」と責められるし、「なんなのこのゲーム!」と思って……。

――まったく性に合わないじゃないですか(笑)。

金久保 そうなんです。でも、「人狼を仕事にしたいな」という下心もあり、毎回嫌々ながら行っていたら少しずつゲームに慣れてきて、いつの間にか大好きになっていました。

――好きになってよかったですね。

金久保 なんでも好きになれるのが、自分の強みかなと思います。人狼しかり、ゲームにも全く興味がなかったんですが、仕事でやるようになったら1日15~16時間はプレイするくらいハマったし。

――人狼ゲームの過去の動画を拝見させていただましたが、目を剥いて相手に詰め寄る姿が印象的です。

金久保 バラエティでもそうなんですが、私はおもしろいワードを瞬時に言えるタイプではないので、何ができるかといえば、がんばるしかないんです。ただ真面目にがんばった結果が、あれです(笑)。