■高石あかりの活躍が続く一方で、飯沼愛には引退説も……

 今田は映画『わたしの幸せな結婚』の初日舞台あいさつで高石の熱演を「しいたげ方がすさまじいので、大変だっただろうな」と絶賛。高石は、前述の朝ドラバトンタッチセレモニーで当時を振り返り、「以前、共演させていただいた時に、本当に温かくて、優しくて。そんな今田さんに支えられていたので、また今回も支えていただいたような感じがしてうれしいです」と語っていた。

「映画『わたしの幸せな結婚』の“姉妹”2人とも朝ドラヒロイン――俳優として大きく飛躍する大役を任されたということですね。

 高石さんが順調にステップアップしている一方で、飯沼さんは2026年放送の続編が発表されている大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系/23年7月期)での活躍がピークだった感じもしますよね……」(前出の芸能プロ関係者)

 飯沼は、TBSテレビの女優発掘・育成オーディション『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日』で約9000人の中から1位に選ばれ、2021年に芸能界入り。堺雅人(52)主演のTBS日曜劇場『VIVANT』(23年7月期)のメインキャストに抜擢された。

『VIVANT』は架空の国・バルカ共和国と日本を舞台に、自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)の活躍を描いたオリジナルドラマで、大ヒットドラマ『半沢直樹』で演出を務めたTBSの福澤克雄氏が原作・監督を手掛けた。 

 飯沼は、同作で “ブルーウォーカー”と呼ばれる天才ハッカー・太田梨歩役で出演。その後、昨年7月期には『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)で地上波GP帯のドラマ初主演も果たすなど活躍していたのだが……。

「『VIVANT』の続編のキャストが10月21日に発表されましたが、そこでハッカー・太田梨歩を飯沼さんではなく、花岡すみれさん(21)が演じることが明らかに。前作の多くのキャストが続投するなかでの飯沼さんの降板に、“なぜ?”“干された?”などと、ファンがざわつくことになりましたよね」(前同)

『VIVANT』で飯沼が演じた太田は最終回まで活躍し、かつ出番が多い役だった。同作には、堺だけでなく阿部寛(61)や役所広司(69)、松坂桃李(37)、二階堂ふみ(31)など一流俳優が多数出演していたため、視聴者からも《演技うますぎ人間多すぎてハッカーの人なんか浮いてる感ある》といった厳しい声も出ていたが――、

「もちろん、飯沼さんなりに頑張ってはいたのでしょうが……現場スタッフの間では、もう一息、といった感想も出ていたといいますね。制作陣からは“現場を見学して勉強しなさい”とアドバイスされたそうで、実際にドラマの公式インスタグラムにも“出番がない日も見学していた”と紹介されたことも。

 ただ、制作サイドに対して、どうしても飯沼さんの熱量が伝わり切らないところもあったといいますね……。もちろん、スケジュールの都合などで要求に対応しきれなかったところもあるのでしょうが。

 飯沼さんの現状を巡っては、キャスト変更が明らかになった同日、事務所から意味深なコメントも出ていましたね」(同)

 飯沼の所属事務所は、『VIVANT』続編のキャスト交代を報じた『週刊女性PRIME』に、飯沼が令和8年(2026年)3月31日をもって契約満了予定であると回答。しかも《これに伴い、現時点におきましては、飯沼の出演そのほか活動に関し、弊社は関与しておりませんことをご報告申し上げます》というコメントを出している。

「来年3月末までの契約なのに、事務所が現在の活動に関与していないような言い回しですよね。そのことから、飯沼さんは来春の事務所との契約終了後、引退してフェードアウトしてしまうのではないか……ともささやかれていますね」(同)

 映画好きの間で注目を集め、朝ドラヒロインに選ばれたことで大ブレイク中の高石。一方で、『VIVANT』で大注目を集めるもフェードアウトの気配すら漂っている飯沼。同じ22歳の正統派女優だが、進む未来は大きく異なるようだ――。