寒さが増す、これからの季節は体が温まる料理が恋しくなる。そこで今回は、人気飲食チェーン店の“ご馳走メニュー”を徹底調査。1000円以下で健康面にも優れた逸品を、一挙、紹介しよう。
まず、冬の定番、すき焼きから。丼チェーンでは、『吉野家』が牛すき鍋膳(899円)、『すき家』が牛すき鍋定食(930円)を販売。いずれも熱々の鉄鍋で提供される人気メニューだ。管理栄養士の望月理恵子氏は、次のように話す。
「すき焼きは、牛肉や野菜、豆腐など、さまざまな食材が一度にとれる栄養バランスに優れた料理です。特に、牛肉は、現代人に不足しがちな鉄分を補給できるので、貧血や体の冷えを予防してくれます」
吉野家の牛すき鍋膳は“1食で半日分の野菜がとれる”のも魅力だという。
「野菜やキノコの食物繊維をとることで血糖値の急上昇が抑えられ、生活習慣病の予防につながります。
さらに、ネギは鼻や喉の粘膜を強化するベータカロテンと、ストレスを緩和するビタミンCを含んでいるので、風邪の予防も期待できます」(前同)
食べる際はぜひ、生卵を使ってほしい。
「卵には、脳の認知機能を助ける栄養素コリンが含まれています。認知症の予防にもつながるので中高年世代にオススメです」(同)