■餃子のつけダレにひと工夫
また、この時期に怖いのが、気候の変化によって体調を崩す“冬バテ”。
「冬バテは、寒暖差や日照不足で自律神経が乱れて心身に不調が生じる状態のこと。長ければ症状が2週間以上続くこともあり、気温が急に下がる12月頃から症状が出始めて、年末にピークを迎える人も多いので、注意が必要です」(医療ジャーナリスト)
冬バテ予防にはスパイス料理が良いという。
「カレーや中華料理に使われるスパイスには、代謝を高めて体を温める働きがあります。また、胃腸の消化をサポートして食欲を増進させるので冬バテの対策にうってつけです」(前出の望月氏=以下同)
例えば寒い日は無性にラーメンが食べたくなるが、そんなときは『日高屋』のチゲ味噌ラーメン(790円)を選ぼう。
「チゲの辛み成分で体が温まりますし、発酵食品のみそは消化吸収がよく、おなかにも優しい。具だくさんで、素ラーメンよりも栄養バランスがよく、豚肉やネギもとれるので冬の健康メニューとして理想的です」
同じく、『日高屋』の餃子(6個)(300円)は、
「餡の豚肉に疲労回復効果があるビタミンB1が含まれているので、なおよし。また、ニラやニンニクには、ビタミンB1の吸収をサポートするアリシンが含まれています。『餃子の王将』のにんにく激増し餃子(385円)なら、体力の回復がより期待できます」
ちなみに、つけダレは酢じょうゆより酢コショウがベストだという。
「酢には血糖値の上昇を抑える働きがありますし、コショウは塩分ゼロなので血圧の不安のある人にも良いでしょう。味もあっさりとして食べやすくなるので、ぜひ、お試しを」