俳優・横浜流星(29)が主演を務めるNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の最終回が12月14日に放送された。

 横浜は記録的大ヒット映画『国宝』(6月6日公開)でも準主演を演じたことで知られるが、『べらぼう』の最終回では『国宝』を彷彿とさせる展開もあり、注目を集めた。

【以下、『べらぼう』、『国宝』ネタバレを含みます】

『べらぼう』は、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、歌麿、北斎、写楽という、名だたる浮世絵師を世に送り出した“江戸のメディア王”で、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。

 蔦重は最終回で脚気に倒れ、余命わずかであることも明らかに。最期には、蔦重を愛した仲間たちが大勢駆けつけて、彼らに看取られ、亡くなるまでが描かれた。

 そんな横浜が出演した、吉沢亮(31)主演の『国宝』は、歌舞伎に生きた男たちの物語。横浜は梨園の御曹司・大垣俊介を演じた。同映画は興行収入が173億7700万円を突破し、実写の邦画で歴代1位記録を更新した作品である。

「横浜さんは蔦重の死に際を演じるにあたり、体重を5キロ落とす、壮絶な役作りを行なったといいます。

 最終回当日に都内で行なわれた『べらぼう』の“最終回パブリックビューイング&トークショー”では、最終回から体重を5キロ戻したことを明かしていて、血色はよくなっている感じでしたね」(女性誌編集者)

『べらぼう』最終回での横浜は5キロ絞った痩せ姿に加えて、生気のない虚ろな表情を浮かべるなど“死に際”を熱演。脚気の悪化で、左足に筋力がない状態にあることなども意識していたというが、

《横浜流星、頬骨がうっすら浮いて見える。顔の輪郭が細くなってるし…最終回の収録に向けて体重落としたでしょ》
《死の間際のやつれ顔がリアルすぎる》
《何かのイベントで見た横浜流星ずいぶん痩せたなぁと思ったら、この最終話の撮影の為に体重落としてたのね》
《横浜流星ちゃんと顔がこけてたな最終回に向けて減量したんやな》

 といった、徹底した役作りを絶賛する声が多く寄せられている。

 また、横浜演じる蔦重は脚気を患い亡くなったわけだが、横浜が『国宝』で演じた俊介も、晩年には糖尿病が悪化して足を切除。それでもギリギリまで義足で舞台に上がり続け――という役だったことから、

《今年は国宝といい、べらぼうといい、最後、病で脚に難ありな役柄というのも数奇全身全霊懸けた役者魂に泣ける》
《映画【国宝】では糖尿病で片脚切断の末もう一本も駄目にしながら死ぬまで演じて べらぼうでは脚気で立てず身体を蝕まれながら死ぬ間際まで本作りして 2025年の横浜流星、生命を削って事を成し遂げる男を演じさせたら右に出る者がいなくなった》

 と、『国宝』での熱演も交えて、あらためて横浜の圧巻の演技力を称賛する声も。

 ちなみに、横浜は広瀬すず(27)とのダブル主演映画『汝、星のごとく』(2026年予定)の公開も控えているが、これも凪良ゆう氏による原作小説の内容から、“激ヤセする役”だと言われている。

 主演映画『汝、星のごとく』の撮影は最近まで行なわれていたようで、映画の公式Xでは、12月11日にクランクアップの報告が行なわれた。

 同日には、横浜が「話題の人物賞」を受賞した『2025小学館DIMEトレンド大賞』の贈呈式が行なわれ、そこで横浜の激ヤセ姿も話題になっていた。