ジャニーズJr.の「22歳定年制度」が3月31日より施行されたことをはじめ、組織改革を行なっているとされるジャニーズ事務所。

 そのジャニーズ事務所は、藤島ジュリー景子社長と、娘で将来の社長候補と見られているAさん、さらにはジャニーズアイランド社長の元V6井ノ原快彦(46)に気に入られないと「売れない、売ってもらえない」ような状況になってきつつあると、関係者の間では言われているという。

 ジュリー氏がいま最も推しているのがなにわ男子で、Aさんも特に道枝駿佑(20)がお気に入りだと、2022年11月の『週刊文春』(文藝春秋)が報じている。

 また、ジュリー氏はデビュー時からTOKIOを見てきたグループの育ての親。彼らに楽器を持たせるというアイデアも彼女によるもので、CM出演などすべてをジュリー氏が取り仕切ってきたこともあり、TOKIOは今でも特別な存在だとされる。

「じゃあ他のグループやタレントはどうなのか、派閥はどうなっているのか、というところも気になってきますよね。昨年10月末に滝沢秀明さん(41)が退所し、体制もかなり変わったでしょうし、ジュリー氏の推しグループや推しタレントにも変化が生じている可能性もある。

 そんな中、木村拓哉さん(50)はとりわけ特別な存在で、ジュリー氏を含め、上層部もみんな彼のことが大好き。木村さんは元SMAPチーフマネージャーのI氏が束ねた“I氏派”でしたが、そんなことは今や関係ありません。

 SMAPメンバーで1人だけ残ったという点も評価されているでしょうし、事務所サイドもバックアップを惜しまないといいます」(芸能プロ関係者)

■キムタクのことは全力でバックアップ

 木村が主演を務める月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)が4月10日よりスタートする。これに合わせ、木村をはじめとするキャストが番宣のために情報番組やバラエティ番組に積極的に出演している。さらに『教場』と『教場2』、『空から降る一億の星』など、木村が過去に出演したドラマも再放送されている。

※画像は『風間公親-教場0-』の公式ツイッター『@kazamakyojo』より

「主演映画『THE LEGEND&BUTTERFLY(通称:レジェバタ)』の公開前後も事務所総出のプロモーションを展開していましたが、ジャニーズ事務所はフジテレビや東映とガッチリ組んで木村さんを盛り立てているんです。それは木村さんの作品を絶対に失敗させるわけにはいかないから。

『レジェバタ』はかなりの赤字になりそうとも言われていますが、時代劇作品で興収30億円近いというのはとんでもないですし、そもそも製作費がかかりすぎていたとも言えます。ジャニーズ事務所は“キムタクの顔に泥を塗るわけにはいかない”という思いで、今後も全力でサポートしていくつもりですよ」(前同)