高石あかり(22)が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』。2月4日放送回では、円井わん(28)演じる主人公の親友で、第17週(1月26日~30日)の泣ける展開が注目を集めたサワが再登場。演じる円井も含めて、日に日に存在感が増している。
【以下、『ばけばけ』ネタバレを含みます】
『ばけばけ』は、日本の民話を『怪談』という名の文学作品へ昇華し世界へ広めた明治時代の小説家・小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツをモデルにした物語。高石がヒロイン・松野トキを、トミー・バストウが八雲がモデルのレフカダ・ヘブンを演じる。円井演じる野津サワはトキの幼馴染。貧乏な長屋暮らしから脱却するべく、教員資格の取得を目指し勉強している。
第17週では、円井演じるトキの幼馴染・野津サワが松江の秀才・庄田多吉(濱正悟/31)にプロポーズされる。サワも庄田が好きだったが、庄田の“自分が中学で教職に就き、その月給でサワを長屋から救い出したい”という提案がどうしても受け入れらなかったようだ。サワ自身「断る理由なんて、これっぽっちもなかったのに」と悲しみつつ、破局までが描かれた。
そんなサワは2月4日放送回にも登場。ヘブンのラシャメン(外国人の妾)と勘違いされ、周囲の人々に嫌がらせを受けているトキを励ますために松野家を訪れる優しさを見せる――という展開だった。
「サワが庄田との結婚を受け入れられなかったのは、自分の手で貧乏暮らしを脱却したいという自立心の強さ、自分がトキのような“シンデレラ”ではない、という思いが理由としてあげられています。そして、サワがこうした悲恋の展開になったのは、演じる円井さんの存在も大きいようですね」(テレビ誌編集者)
『ばけばけ』の制作統括・橋爪國臣氏は1月23日公開のライター・木俣冬氏のインタビューで、サワが最終週まで登場する予定であること、結末を2パターン想定しながら制作してきたが、《円井さんの芝居を見ていると、サワは本命案には行かないと思った》《もちろんサワにも幸せをどこかで掴んでほしいと思います》と、コメントしている。
同インタビューは、身請けされて男と一緒になる道を選んだ遊女・なみ(さとうほなみ/36)と、自分の力で生きようとするサワ――トキの昔馴染みである2人の女性の描き方について語るものだが、制作統括の《幸せをどこかで~》という言い回しから、描かれている庄田との恋は成就しないのでは――と見られていた。
「サワのモデルは、松江で地元初の女性教師として活躍した渡部トミさんと、現在も東京・赤坂にある私立女子中学校・高等学校『山脇学園』の創設者・山脇房子(小倉フサ)さんの2人だと明かされています。
2人とも史実では結婚しているため、“本命案”ではサワと庄田が第17週で結婚する流れだったのかもしれません。2月4日放送回では、庄田が気まずそうにしつつも、サワと一緒に松野家を励ます場面もあっただけに、後に“再プロポーズ”する可能性もありそうですが」(前同)