■サワ役の円井わんは総選挙への想い告白
円井演じるサワは “自分の力で道を切り拓いていく女性”という点で、主人公のトキと対比させる形で描かれている。『ばけばけ』制作統括の橋爪氏はサワを《もう一人のトキ》、《アナザートキ》と表現もしている。
サワには視聴者からも、
《端的に松野家(主人公サイド)は他人の好意(厚意)に乗っかりすぎというか… 誰かに引き上げてもらう幸せは儚い、という教訓を感じておサワの選択への共感が深まる》
《あそこでおサワちゃんが「わーい私もシンデレラ!」ってなったら多くの女性の共感は得られなかったよね。ひとりでも頑張りたい頑固なおサワちゃん、応援したい》
《おサワさんは心が自立していることと、職業や経済的に自立していることの区別がぐちゃぐちゃになっているから“自立”を呪いにしてしまっているんですね》
といった声が多く寄せられるなど、強く、自立して生きていこうというサワは“共感できるキャラ”として存在感が増している感じだ。
サワを人気キャラクターにした円井だが、『ばけばけ』以外でも注目を集めた出来事があった。
「円井さんは2月3日までにThreadsを更新して、衆議院議員総選挙(8日投開票)の期日前投票を行なったことを報告。同時に、政治参加への向き合い方などを熱く語る内容を投稿していて、それが注目を集めましたね」(スポーツ紙記者)
円井はThreadsに《私は、戦争はしてはならんと思うのです》という書き出しで、次のようにつづった。
《私は、戦争はしてはならんと思うのです。 武器、その為の産業は、違う。
外交とは、和平のためのもの。
それこそ、ばけばけの時代は 選挙権を得るために、納税者になるため がんばる人居ると聞きました。
私よりも後に生まれた人達にはもっと戦わせたくない。だから、選挙行ってきました。何か、おかしいか、何が、正しいか分からん時代。SNSがそうさせます。だけど、差別、戦争は違うと思います》
さらに、衆院選の争点などがまとめられている記事を引用し、《選挙、政治は推し活ではありません あなたの、私の、生活なのです。根本的なことを忘れないでください》と、呼びかけた。
「現役の俳優、さらには話題のドラマに出演中の俳優が政治的な投稿をするのは、非常に覚悟のいることだと言われていますね。それは、芸能人がそうした発言をすると、良くも悪くも注目され、場合によってはそれで炎上してしまうこともあるから。円井さんは当然、そうしたリスクも理解して、総選挙への想いを投稿したのでしょう。
自分の想いはしっかりと伝える――そうした部分は、『ばけばけ』で演じているサワと通ずるところがあるとも言えそうです」(前同)
円井の投稿には、《おサワと重なる》《やっぱり、観ていて「中身がある」と感じる役者さんは違う。知性があって、自分を持っている人は、演技の奥行きも、言葉の選び方も、まったくブレない》といったサワを連想する声も多い。一方で《所属事務所は注意しないのかな、飲み屋で政治と宗教の話しは御法度という大人のマナーは、あらゆる職場で成り立つと思うよ》といった声も。
「サワは最終週まで登場することが公式に語られていますし、“もう一人のトキ”ですから、今後も裏主人公として見せ場はあるでしょう。演じる円井さんも含めて、これからさらに注目されていくことになりそうですね」(前同)
自立した女性という要素が強調されている感があるサワ。円井の演技が、それをより際立たせているようだ。