■過去にはTWICEも…K-POPアイドルたちの過酷な労働環境とは?

 そんなレイの突然の休業宣言で動揺が広がるK-POP界では、過去にも同様のケースが数多くあった。

「過去には、日本でも大人気のTWICEの日本人メンバー・ミナさん(26)も、2019年に極度の緊張状態と不安を理由に休業。そして『不安障害』と診断されたことが発表されました。

 また、TWICEと同じJYPエンターテインメントの先輩ガールズグループ・WonderGirlsの元メンバーであるソロ歌手のヒョナさん(30)も、2019年に自身のインスタグラムで神経調節性失神とうつ病を公表しています。

 さらに同時期には、男性アイドルグループのWannaOne(2019年解散)の元メンバーカン・ダニエルさん(26)も深刻なうつ病およびパニック障害で活動を休止。

 ダニエルさんは当時、病気の発表の前日に公式ファンコミュニティに《本当に辛いです。どうしてこんなに辛いのか、本当に僕は辛いです。誰かが助けて欲しいです》と言った悲痛な叫びを長文で投稿し大きな話題となりました」(前同)

 このように、K-POPアイドルが心身の不調を訴えるケースは少なくはない。

「K-POP業界では、厳しい体型管理やダンス・歌唱スキルが求められる中、誹謗中傷なども多く、数多くのアイドルが心身の不調をきたしてきました。さらにIVEは昨年大ブレイクを果たし、日本と韓国を中心に世界で活躍するグループとして休みなく働いていたことも関係して、今回レイさんは心身ともに限界を迎えてしまったのではないか、と思われます。

 事務所としては今後の長期的な活動を見越して、新曲リリース期間という大事な時期にもかかわらず、レイさんの一時休業を決断したのは英断だといえるでしょう。

 今やIVEは“K-POP第4世代”と呼ばれる次世代を代表するグループ。低年齢化が進むK-POP業界としては、今後も新しくデビューするグループにも今回同様の症状が危惧されるため、本質的な労働環境を改善が求められる。

 なにはともあれ、レイの元気な姿が見られる日を願うばかりだーー。