■退職金は、受け取り日を1日ズラすだけで20万円増える

Q4:介護保険料は地域によってどれだけ違う?

A4:最大6000円ほどの差になることも

 高山氏は、「2024~26年のデータによると、全国平均の月額が6255円であるのに対して、最も高いとされる大阪府が約9249円、最も低いのは東京都小笠原村の約3374円と、両者には6000円近い開きがあります」と説明するが、「引っ越し費用などのお金がかかるので、わざわざ低い地域に引っ越す必要はない」と言う。

Q5:4~6月の収入で決まる社会保険料。その期間に収入を低くしたほうがお得?

A5:一時的な手取りは増えるが……

 一時的に手取りが増えるものの、その分、将来の年金額が減ったり、病気やケガをしたときの保障が薄くなるという。「目先の手取りにこだわるのは、あまりオススメできません」(風呂内氏)。これには高山氏も同意見で、「目先の得に飛びつくと、本末転倒になることがあるので、良いとは言えません」

Q6:医療保険に入るのと、投資信託に投資しておくのでは、どちらがお得?

A6:比較するものではない

「医療保険は生活が立ち行かなくなるような重大なリスクをカバーするもので、投資信託は、当面使わないお金をどう保有するか考えたときの選択肢。目的がまったく違うため、同列で考えるべきではありません」(風呂内氏)

Q7:退職金の受取日を1日ずらすだけで20万円増えるのは本当?

A7:退職金は、受け取り日を1日ズラすだけで20万円増える

「退職所得控除は1日でも在籍期間があれば1年分としてカウントされます。例えば、勤続年数が20年と1日なら、“21年”と数えます。結果、控除の額が増えます。増える手取りが20万円かは、退職金や勤続年数によりますが、退職日を調整できるのか確認するのも一案です」(風呂内氏)

Q8:生命&医療保険の「ネット保険」は安いけど、大丈夫なの?

A8:保障内容がシンプル

「一見、同じように見える商品でも保障内容が微妙に違うことが多く、完全に同一条件で値段だけ違うというのはあまりありません。ネット保険は、店舗や営業コストがかからない分安いと思われがちですが、それだけではない場合も。安い分、保障内容が限られていたり、シンプルな場合もあります。重要なのは、保険は値段ではなく内容を見て決めること。シンプルさがニーズに合うことも、もちろんあります」(風呂内氏)