侍ジャパンのWBC連覇の夢は潰えたが、野球の季節はまだ始まったばかり。3月27日に、いよいよペナントレースが開幕する。スポーツ紙の記者は、「セは阪神1強、パはソフトバンク&日本ハムの一騎討ち。ただ、WBCイヤーは不測の事態も頻発する。例年以上に大混戦となるのは確実」と分析。他にも各界野球好きの意見や識者の見解なども踏まえた“究極の順位予想”をお届けする。【セ・リーグ編】

 セの大本命は、言わずもがな昨季の覇者・阪神。

 リリーフ陣の要とも言える石井大智(28)がアキレス腱断裂の大ケガも、いまだ他との戦力差は歴然だ。

 阪神OBでもある評論家の野口寿浩氏も言う。

「及川雅貴(24)ら、その都度、調子のいい何人かをうまく使えば、穴を埋めることは難しくない。新外国人のモレッタ(29)も評判は上々のようですしね」

 一方の打線は、先のWBCでは、活躍を見せるも、実質ベンチ要員だった佐藤輝明(27)&森下翔太(25)の“消化不良”がシーズンで、どう転ぶか。

「“WBC後遺症”が発動すれば、頼みの彼らが深刻な打撃不振に見舞われる可能性だって大いにある。その点は心配です」(スポーツ紙記者)

 巨人や阪神でコーチを務めてきた伊原春樹氏は「その心配もゼロではないが」と前置きしつつ、こう話す。

「野手にも生きのいい若手が何人かいる。佐藤らにとっても彼らの突き上げは、いい刺激になるはずだよ。

 目下、売り出し中の高卒5年目、中川勇斗(22)あたりは捕手登録ながら、外野のレギュラー奪取も十分ありうる。あのフルスイングは、お金が取れますよ」