4月21日、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)の第1話が放送された。同ドラマは山田裕貴(32)が主演、二番手に赤楚衛二(29)といった旬なイケメン俳優が出演すること、“突如として都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう”というシナリオなどから注目を集めていた。
すでに実績十分の山田と赤楚が安定感のある演技を見せた一方で、特撮ファンが放送前から注目していたのは日向亘(19)だった。日向は、本作で名門高校に通う医者志望の受験生・江口和真を演じている。常に、幼馴染で恋人の同級生・佐藤小春(片岡凛/19)と一緒にいる、大人に不信感を抱いている男女コンビだ。
ちなみに、片岡の身長は162cm。平均身長より高めだが、そんな彼女が小柄に見えるくらいに日向の背が高い(182cm)ことが、あらためて確認できるドラマでもあった。
《日向亘がデッカイことに気付かされる》
《つり革に頭ぶつかってる日向亘まじヒシアケボノ(※体の大きさで有名な競走馬)》
《和真くんは大人に強い不信感あるから女の人が来た時も近づくなよって感じしたし、あんまり輪に入らないよね〜うんうん。かわいい。(は)》
といった日向への声が、SNSには多く寄せられている。突然のタイムスリップに加え、周囲の大人たちが揉める険悪な雰囲気に和真は自暴自棄になってしまい、
「あんたら大人はさ、いつもそうじゃん! 不平不満ばっか!」「どーでもいいよ! どうせ俺ら家出しようと思ってたから」
と言い放ち、さらに、下手に動き回ると危険だと周囲が止めようとしても、
「別にいいけど! それよりも、自由がいい!」
と宣する有様だった。
最終的には、赤楚演じる消防士・優斗の「死んだら自由も何もないし! 命だけはっ! 逃げないで、一緒に今日を乗り切って! ここで……やれるだけやってみよう!」という必死の言葉に離脱は踏みとどまったが、今後、さまざま物議を呼びそうなキャラクターである。
そんな江口和真を演じる日向は、2021年9月に放送していた『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で、“五十嵐大二/仮面ライダーライブ”および“カゲロウ/仮面ライダーエビル”を演じていた特撮俳優。直近では1月クールのTBS日曜劇場『Get Ready!』にも出演していた。
なお、赤楚は、犬飼貴丈(28)が主演した2017年放送の『仮面ライダービルド』の“万丈龍我/仮面ライダークローズ”、山田も小澤亮太(35)主演で2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』の“ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー”を、過去にそれぞれ好演。
『ペンディングトレイン』」公式もそれを意識しており、初回放送の5日前の4月16日に、同ドラマの公式ツイッターは《わかる人にはわかる、レアなコラボ動画》と題して、左から日向、山田、赤楚が並んで告知を行なう動画を投稿。それぞれ出演していた特撮ヒーローにちなんだ変身ポーズをとり、当時の役柄に寄せた口調でドラマの告知を行なう、というものだった。
特撮ヒーロー出身の俳優が共演するのも珍しい話ではなくなってきたが、今回の赤楚、山田、日向の3人にはそれに加え、もう1つ共通点がある。“特撮作品で主演ではなかった”という点だ。これが、日向の今後を期待させる大きなポイントの1つなのである。