■ブレイクが続く“2号ライダー”や“赤以外の戦士”の系譜
近年、多くの特撮出身のイケメン俳優が活躍しているが、このところ2号以降のライダーや、“レッド”以外の色の戦士がブレイクすることが増えてきている。
今回の山田や赤楚は言わずもがな、そのほか代表的なところで言うと、吉沢亮(29)や横浜流星(26)、高杉真宙(26)、磯村勇斗(30)、渡邊圭祐(29)などの名が上がるのだ。彼らの売れっ子ぶりと今後のさらなる可能性はいまさら説明するまでもないだろう。日向も、この流れに続けるかもしれないのだ。
もともと、日向は現事務所主宰のオーディションで応募者6468人からグランプリに選ばれたこともあり、『仮面ライダーリバイス』に出演する前から期待の新人として推されていた。
事務所オーディションの副賞として、2020年には『太陽は動かない』(WOWOW及び劇場版)で“主人公(藤原竜也)の高校時代役”で役者デビューを飾り、同年に有村架純主演ドラマ『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)にも出演。主人公・安達桃子(有村)と長男・和輝(King&Princeの高橋海人)の弟である次男・優輝役で地上波ドラマデビューも果たしていた。
ちなみに、そのルックスと“高橋の弟役”という設定から、日向をジャニーズだと勘違いする視聴者も当時は多かった。それだけ魅力的なイケメンだということだ。
その後。2021年放送の『リバイス』で、メイン級のキャラに抜擢され、1年間駆け抜けた。
“正義感の強くて真面目な青年・大二”と“その心に潜む横暴な悪魔・カゲロウ”という事実上の二重人格を1人2役で好演。メイクだけでなく、表情や細かい指の動きなどからもしっかりと別人格を演じ分け、話題を呼んだ。ちなみに、仮面ライダーのお約束である決め台詞は「大事に決めようか!」だった。