■有田が「必死でやるしかない」と語るガチンコ番組

 また『しゃべくり007』は、トークの本筋から脱線したり、ちょっとしたゲームで遊ぼうとして予想外の展開を迎えたりするのも、人気の理由の1つ。これについては、MC陣が必死で頑張らざるを得ない状況を番組があえて作っていることを、有田哲平(52)が2月20日深夜放送の『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~SOUDORI~』(TBS系)で明かしていた。

 有田によると、『しゃべくり007』は2時間ほどで収録をするが、ゲストに誰が来るかを番組サイドが知らせないため、「必死でやるしかない」とのこと。進行台本もないために先の展開を想定して加減もできないことを説明。

 そのため、いまだに鍛えられる現場であり、『しゃべくり007』の収録がある日はその前後にスケジュールを入れることは「絶対にしない!」と、有田は語っていた。

「『しゃべくり007』では、“トークテーマのお題が1つ伏せられたままで終わってしまう”“5枚の写真が出てるのに3枚くらいしか説明されずに終わる”といった出来事がままありますが、その理由が、進行などをぶっつけ本番で勝負している、という番組構成だったのでしょう。

 結果的にMC陣は全力で番組を盛り上げて“撮れ高”を作ろうとするし、そのことによって誰がゲストでも無難な形では終わらない、ライブ感を出せるのでしょうね」(前出の制作会社関係者)

『教場0』の完成披露舞台あいさつで、木村は「月9」というブランドについて、

「いまや何曜日何時より、作品に力がないと視聴者に楽しんでもらえない。もう“月9”と言わなくていいんじゃないかな」

 と、若干弱気とも取れるコメントしていた。その発言の裏には、最強バラエティ番組『しゃべくり007』の存在があったのかも!?