最高視聴率36.7%を獲得し、社会現象を巻き起こした伝説のドラマ『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)の続編となる『102回目のプロポーズ』(同)に出演中の武田鉄矢さん。
 
 同じく代表作の一つである『3年B組金八先生』(TBS系)に長年出演していたことから、“教育者”のイメージがいまだに強く残っているが、自身によれば「授業で先生がしゃべってることがよくわからなかった」という。いわゆる“成績不振児”だったそうだ。 2025年に文部科学省が発表したデータのなかには、SES(家庭の社会経済的背景)が低い層ほど学力指標の低下幅が大きいとの傾向が確認された。武田さんが考える“教育格差”や“人の才能”とは──? 話を聞いた。

 

──家庭の所得や学歴など、本人の努力では変えにくい要因によって学力や進学機会など教育のレベルに差が生じるという、いわゆる“教育格差“の問題について、武田さんはどのようにお考えでしょうか?

「私は昔から“教育格差”という言葉がすごく嫌で。嫌というかウソだと思っていて。よく言うでしょ、“親の生活が豊かであれば豊かに教育費をかけられるので頭のいい子ができる”って。あれは絶対ウソですよ。“いい先生をつけて、いい塾に通ったから頭のいい子ができました”っていう、その頭の良さはお金の分だけの話であって、本来の頭の良さとは何の関係もないですよね。そんな株式投資みたいなもんじゃないですよ、学力とか教育っていうものは。これは私の母から仕込まれたんだけど、“金かけて成績が良くなるのは当たり前で、金かけてないのに成績のいいが頭のいい子”なんだよね」

──武田さんご自身はどんなお子さんだったんでしょうか?

「凄く頭が悪くて。ずばりいうと学力不振児なのよ。先生がしゃべってることの意味がよくわからない。“縦×横で何でそれが面積になるんだろう?”とか“何で分数の割り算はひっくり返してかけるのか”とか、そんなことが疑問に思えてしょうがない。小学校の通信簿でも“ボーっとしてるお子さんです”って書かれたことがあって。母ちゃんが切なそうに、そこのところを読んでたのを覚えてる」