■つい最近も“ラスボス”を演じたばかり
以前から森山は2021年の『東京オリンピック』開会式においてダンサーを務めたり、2020年放送の高橋一生(42)の主演ドラマ『岸辺露伴は動かない』(NHK)で“原作から抜け出したみたい”と原作(集英社)ファンから称賛されたりと、役者として非常に高い人気を誇っていた。
それに加えて今回、森山の“ラスボス登場”のようなシナリオにファンの間では、
《ラスボスは森山未來にお任せということだな?》
《「シン・仮面ライダー」といい、ここにきてラスボスとしての存在感な…》
《シン仮面ライダーに続いてドラマ教場でもラスボス役の森山未來さんを見ることになるとは》
と、今年3月18日に公開された庵野秀明氏脚本・監督による映画『シン・仮面ライダー』の名前を出す声が、SNSに多く寄せられている。
森山は同作でラスボスである“緑川イチロー/仮面ライダー第0号・チョウオーグ”を演じていたのだ。変身前のビジュアルは黒い長髪に白装束。無表情で不気味な雰囲気を纏いながら薄暗いアジトの玉座に鎮座している。動き出す際も、コンテンポラリーダンスの動きを取り入れたゆらゆらとした動きをしてまったく感情が読み取れず、人ならざる雰囲気でこれ以上ない恐怖を漂わせていたのだ。
さらに、実は悲しいルーツを秘めており、仮面ライダー2人(池松壮亮と柄本佑)の2人がかりの粘りに粘った泥試合の中で少しずつ感情をむき出しにしていく姿は、多くの観客の印象に強く残った。