元V6井ノ原快彦(46)主演の刑事ドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)。同作は2006年~2017年にかけて放送していた渡瀬恒彦さん(享年72)主演ドラマ『警視庁捜査一課9係』シリーズの続編として2018年から現在放送中のseason6まで続く作品だが、今後について暗雲が立ち込めているようだ。

「もともと井ノ原さんは『警視庁捜査一課9係』で、主人公の加納倫太郎(渡瀬)の部下、浅輪直樹刑事として準主役でした。そして、season12の撮影中だった2017年に渡瀬さんが逝去されたことで、井ノ原さんを事実上の主演に据えてseason12で『警視庁捜査一課9係』が終了。

 2018年から“部署が解散して、その後、あらためて同メンバーで特別捜査班を組んだ”という設定で、現在の『特捜9』となりました」(女性誌ライター)

『警視庁捜査一課9係』はseason1から12まで、およそ11年間続いた人気シリーズだった。それを引き継いだ『特捜9』も長寿化を狙っているはずだが、状況は芳しくないようで――。

「1つは、視聴率がパッとしないこと。現在のテレビ各局は13~49歳に的を絞ったコア視聴率を重視していますが、『特捜9』は視聴者はシニア層が中心で、コア視聴率が取れないドラマとして知られています。5月10日放送回もコア1.9%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)で、これは同時間帯のテレ東を除く主要民放キー局最下位の数字でした。

 ちなみに、同時刻放送の裏番組では『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)が特に強くて、5%に近い数字を取りますね」(制作会社関係者)